【ラブライブ!】にこ「もう二度と三人で飲みになんかいかないからね…!」
- 2020.04.14
- SS

個室居酒屋
にこ「ようやく三人集まって飲めるようになったわね!」
絵里「なんだかんだ中々三人全員の予定って合わないものね」
希「それぞれ別の大学やしなー…二十歳になってしばらく経っちゃったけど…三人で集まれてよかったやん」
にこ「ふっふっふっ…あんたたちー?酔い潰れるんじゃないわよー?」
希「えー?にこっちがそれ言う?一番弱そー」ニヤニヤ
絵里「ほんとにね。アナタだけ入る時身分証明書の提示求められてたじゃない」ニヤニヤ
にこ「ぬゎによっ!フンッ…いい?確かににこは強い方ではないわ!でもね、たとえ弱くても飲み方をしっかりと心得ておけば無様な姿を晒すことはないのよっ!」ビシッ
希「お?えりちも自信満々やね~?まぁお手並み拝見ってとこやね?」
にこ「希も自信あり気じゃない?このお店も希の紹介だし結構飲み歩いてたり?」
希「そうでもないで?このお店は大学の友達が教えてくれたん!」
絵里「個室になってて落ち着いて良いお店ね?カクテルとか種類が豊富じゃない。リーズナブルだし」
にこ「ま!積もる話は乾杯してからにしましょ!最初はビールでいいわね?」ポチッ
ピンポーン
のぞえり「えっ」
にこ「…あによ?」
絵里「意外ね…」
にこ「フンッ…まぁ状況によってはそれもありだけど?あんた達にそーんな気を使う必要も無し!今日は飲むわよー!」
希「フフッ…それもそやね!」
絵里「明日はお休みだし、今日はとことん楽しみましょうか」
希「さんせーい!」
店員「オマタセシヤシター」
にこ「生3つで!」
店員「アイヨロコンデー」
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にこのぞえり『かんぱーい』カチン
にこ「ゴクゴク…ぷはーっ!ビールそこまで得意じゃないけど最初の一杯は認めざるを得ないわねぇ」
絵里「ゴクゴク…ふぅ…ええ!ほんとにね」
希「ぷは~…やっぱり一杯目はビールやねぇ…」
絵里「あ、もうお代わり頼んでおきましょう!今日は混雑してるみたいだし先行して頼んでおいた方が良いわ」ポチッ
ピンポーン
希「さすがえりち賢いっ!ウチもお代わり頼んどこっ♪」ゴクゴク…
にこ「中々やるわねアンタ達…」チビチビ…
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希「ゴクリ……はぁー…な?飲みやすいやろ?」
絵里「ええ!ここのジントニック好きになっちゃった」
希「色々試したらええよ?みんな美味しくて安いから!ジンライムもオススメやん♪」
にこ「……」チビチビ…
希「にこっちもカクテル飲む~?」
にこ「私はレッドアイでいい…」チビチビ…
にこ「…私はアンタ達と違って飲み過ぎたらテンション下がって潰れるタイプなのよ…。どんどん陽気になってくタイプの人が羨ましいわ…」
希「さっすがにこっちやね!飲み方心得てるぅ!」
絵里「さっすがにこねっ♪」
にこ「…なんかうっとおしいからサッサとお代わり頼みなさいよっ!」ポチッ
ピンポーン
絵里「じゃあ私このプラートニック頼もうかしら!」
希「ウチはジンフィズ頼もっ♪」
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ーーーーー
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にこ「あー…やっぱりレッドアイは飲みやすくていいわねぇ…名前的にもにこぴったりだし」チビチビ…
希「トマト割りってのがなんかにこっちらしいなぁ?」ニヤニヤ
にこ「どういう意味よ」ジト…
絵里「フフッ…トマトと言ったら真姫を思い出すわね?」ゴクゴク…
にこ「関係ないわよっ!?」
希「おやおや~?地雷踏んだ?踏んだ~?」ゴクゴク…
にこ「いつにも増してグイグイ来るわねアンタ達…」ジト…
にこ「アンタ一番誕生日遅いでしょうがっ!」
希「ウチとえりちはいつだってにこっちの味方やからね?」ポンッ
にこ「うざいテンションね…と言うか…そうゆうアンタ達はどうなのよ?」
のぞえり「えっ?」
にこ「大学ではどうなの?どうせアンタらすっごくモテるんでしょ?」フンッ…
希「…………」
絵里「…………」
にこ「………ん?どうしたの?」
にこ「え、にこ地雷踏んだ?」
絵里「……うっとおしいことこの上ないわ」
希「……飲み会でもみーんな胸見ながら喋るんよ?嫌んなるわホンマ…バレバレやっていう…」
絵里「やけに馴れ馴れしいし…はぁ…思い出しただけでイライラしてきたわぁ…」ピクピク…
希「ベタベタしてくんのホンマウザい…」グイッ…
絵里「ほんとにね…」グイッ…
にこ「…なんと言うか…アンタ達も苦労してんのね…」チビチビ…
絵里「そうねっ!今日はとことん飲むわよっ!私はウォッカトニックにするわ!」ポチッ
ピンポーン
にこ「…アンタ達大丈夫なの?」
絵里「平気よっロシアンk
にこ「はいはい、恐ロシア恐ロシア…」
店員「オマタセッシター」
希「ソルティドックとウォッカトニックで!」
店員「アイヨーコーデー」
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希「ン……あー…おいしっ♪」グイグイ…
絵里「……うん!飲みやすくてとっても美味しわ」ゴクリ…
にこ「ホント…アンタ達には敵わんわ…しかし…結局私ら皆浮いた話は無しか…」チビチビ…
希「男なんておっぱいしかみてないんやーっ!」グビグビ
絵里「ほんとよっ!男なんて下心丸見えよっ!」グビグビ
希「ホンマにねっ!」
にこ「………ねえ」
のぞえり「ん?」
のぞえり「は?」
にこ「……その…アンタら音ノ木の頃やらたウワサされてたけどさ…そっちの気とか…ないわよね?」
のぞえり「…………」ポカーン…
にこ「………」
希「プッ…アハハハハハ!ないない!」ケラケラ
絵里「アハハ!にこまで何言ってるのよ
!まったく急に改まったから何かと思えば!」ケラケラ
希「ウチとえりちが?アハハ!そんなわけないやん?」
絵里「ホントよっ!希はとても大切な親友だけどそんな目で見たことないわ?」
希「そうそう!」
希「あーそやったねぇ」
絵里「二人で意味深なデュエットもしたわね?」
にこ「黄色い声援と悲鳴凄かったわよねぇ… でも割りとノリノリでやってたじゃない?」チビチビ…
希「そやね!えりちの相棒って皆から思われてるのってやっぱり嬉しかったし!」
絵里「そうね。私も希とならなんでも出来るし」
希「あー!そやそやオデコにチューとかされたしなぁ」
にこ「あれ凄かったわねぇ!」ケラケラ
希「いやーあの劇はドキドキさせられたわ~」
絵里「ほんとにね?」クイッ…
絵里「もう!何言ってるのよ!トラブルがあってハラハラしたって意味よ!穂乃果め…」
希「ホンマやで…えりちが上手いことフォローしてくれたからよかったものの…」
にこ「アハハハ!フォローでオデコにチューって!ファンサービスとしてもやり過ぎよ!」ケラケラ
希「えー?そう?」
絵里「オデコにキスくらい別に大した事じゃないじゃないわよ」
にこ「大した事になる人があの学校とその他大勢にいっぱいいたのよ」チビチビ…
絵里「まぁそやね?フフッ」チビチビ…
にこ「お~?際どい発言ね希!どこまで平気なのかしら~?」ニヤニヤ
絵里「へぇ~?言うじゃない希…じゃあこれは?」スッ…
ホッペチュッ…
希「…!」
にこ「ちょwwwやめなさい絵里www」ゲラゲラ
絵里「あらあら?のんたん固まっちゃったかしら?」ニヤニヤ
ホッペチュッ…
絵里「……!」
希「…平気やん♪」ニヤリ
にこ「こら希!悪乗りするんじゎないわよっwww」
希「お~?エリチカちゃん動揺しちゃった~?」
絵里「そんなわけないでしょ!平気よ」
にこ「いや~わりとビックリした顔してたわよ?」ニヤニヤ
希「キャッ!えりちってば~照れ屋さんやんっ♪」
唇の真横チュッ…
希「…!!」ビクッ
にこ「ちょっ…」
絵里「フフン?どう?希にはちょっと早かったかしら?」
希「…………」ポカーン…
にこ「ちょ、ちょっと絵里やりすぎよ…ほぼ口よ…」
希「えりち……」ズーン…
絵里「………あ、あら?…の、希?ごめんなさい…つ、つい…その…」オロオロ…
絵里「!!?」ビクッ
にこ「ちょっと!?」
希「ふふーんっ!なーんちゃって!お返しっ♪」
絵里「の、希ぃ!?」
にこ(完っ全に口にいったぁー!)
希「うっしっし!平気って言ったやん?それにしても…口元ってのがヘタレのえりちらしいなぁ」ニヤニヤ
絵里「なっ…!」
にこ「ちょっと希…もうそこら辺に…」
チュー…
にこ「おいっ!?」
絵里「………チュッ…フフッどう?口は可哀想だから見逃してあげただけよ?」
希「も、もー!えりちー!長いわっ!」
絵里「お返しよ!」
希「むぅ…」
にこ「ちょっと…やめなさいよアンタ達…ちょっと悪酔いし過ぎよ?」
絵里「大丈夫よにこ。そんな酔ってないわよ?」
にこ「いや…ベロベロでしょ…アンタら明日絶対後悔する感じの酔い方してるわよ…」
にこ「いや…ベロベロでしょ…アンタら明日絶対後悔する感じの酔い方してるわよ…」
希「そんな事ないんよー?なんならにこっちにもできるし」
にこ「ひっ!?」ビクッ
絵里「まぁそうね。そんなものよ」
にこ「え、ちょっと何この人たち怖い」
絵里「あら?そんな事言うとチュウしちゃうわよ?」スッ…
にこ「おまっ…!?」
絵里「んっ?…ちょっと希…!引っ張らないでよ」
希「セクハラは良くないやん?」グイグイ…
にこ「希…助かったけどなんかアンタが言っても説得力ないわ…」
希「おー?そんな事言っちゃう口は~塞いじゃおっかなぁ~?」ズイッ…
にこ「ちょっ!?」ガタッ…
希「ンー…」
にこ「ひぃぃぃぃ!」
ガシッ…
希「んっ?」
絵里「………」
希「ん~?ちょっとえりちーなにすんよ」
絵里「…にこが嫌がってるでしょう?」グイッ…
希「なんよー!人の事酔ったら誰彼構わずキスする人みたいな言い方してー!」
にこ「完全にそうじゃないっ!アンタら飲み会で毎回こんな感じなんじゃないでしょうね!?」
希「失礼なっ!こんなこと二人にしかしーまーせーんー!」
絵里「そうよ?誰にでもするわけじゃないわ」
にこ「もうこれからはアンタらと飲みに行くのちょっと考えるわ…」
絵里「ちょっと…!希が無理矢理キスしようとしたから!」
希「え~!えりちからやろうとしたんやん!」
絵里「私のはよくやるお約束みたいなものでしょ?ホントにするわけないじゃない!」
希「いやいや!アニメではあんな事したことないから!今アニメ基準やからっ!」
絵里「何訳のわからないこと言ってるのよっ!希こそにこにキスしようとしてたじゃない!」
希「ウチかて寸止めする気やったしー!」
希「やからそれは漫画やって!」
絵里「ロミジュリだってSIDよっ!」
にこ「いやいや…アンタらホント何言ってるのよ……………変よ?」ジトッ
希「あ、えりちのマネ?似てる似てる!」ケラケラ
絵里「似てないわよっ!なんで皆して私のマネばっかりするのよっ!大体希が変な流れにしたんじゃないっ」
希「はぁ~?えりちがそれ言う?先にしてきたんえりちやん!」
にこ「いやそりゃするでしょ…」
希「してないしっ!可愛い照れ屋なエリーチカ~?チューくらいで意識しすぎなんちゃう~?」
にこ「当たり前でしょ…」
絵里「何言ってるのよっ!私はしてません!」
にこ「いやそこはしてよ…」
絵里「試してみる?…ン」チュ-…
希「…ンッ!?」ビクッ
にこ「ちょっ!?だからこらっ!」
絵里「ほら?私は全然平気よ?なんかビクッてしてなかった?」フフン…
希「ふ、不意つかれただけやし!」
にこ「不意とかそう言う問題じゃないから!」
絵里「と言うか希…ソルティドックなんか飲んでるから唇がなんか塩っぱいわよ?」
にこ「生々しいわっ!!」
希「はぁ?えりちこそトニック系ばっか飲んでるからなんかスーッとするんよっ!」
にこ「ちょっとアンタらホントやめなさいって…」
希「したしー!ほらっ」チュー…
絵里「ンッ!?…ンンッ……」ビクンッ…
ンチュ……ン………チュッ…
希「…うん、やっぱりスーッとするって!」
絵里「ちょっと!舌入れるのは反則でしょうっ!?」
にこ「」ドンビキ…
絵里「押し返そうとしてただけよっ」
希「え~?なんか可愛い声…漏れてたで?」
絵里「希だって声漏れてたわよっ」
にこ「………」ポチッ…
ピンポーン…
店員「アイオマタセシヤシター」
にこ「お冷2つと…それからおあいそで…」
のぞえり「えっ…」
希「え~…まだ飲み足りないんやけど」
絵里「まだこれからじゃない?」
にこ「いや……とてもじゃないけど付き合いきれないわ…おかげでこっちの酔いは完全にぶっ飛んだわよ…」
希「おぉ…なんやにこっちお酒強いやん?」
絵里「ほんとにね?」
にこ「……今日に関しては出来れば記憶が無くなるくらい酔っ払っていたかったわ…」
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
にこ「まったく…アンタら二人がそんな酒癖が悪いとは思わなかったわ…」
希「えー!悪くないしっ!」
絵里「そうよ!まだ飲めるわよ?」
希「おー?さすがえりち!2軒目いこーや!まだ決着ついてないし~?」
絵里「望むところよっ!」
にこ「なんの決着よ…あ、いや、絶対聞きたくないけど…」
絵里「そうよ、行きましょう?まだ飲めそうじゃない」
にこ「いや…付き合いきれんわ…アンタ達色んな意味で大事な物失おうとしてるわよ…?」
希「んー…?あっ!そうや…ウチファーストキスやんっ!なんてことしてくれるんよ!」
絵里「あっ…!私だってそうよっ!と言うか先にしてきたの希じゃない!」
にこ「同時に失ったんだから先も後もないわよ…アンタら今すっごい悲しい事態になってるんだからね…?」
絵里「希こそ責任取りなさいよっ!」
にこ「なんでツンデレカップルみたいになってるのよ…のぞえりってこんなんだっけ?いや…絶対違うわ…」
希「というかそんなくっついてたら歩きにくいやんっ」
絵里「何言ってるのよ…希の足元が怪しいから支えてるんでしょう?」
希「そんなことないしっ!えりちこそ千鳥足やん!」
ギャーギャー…
シーン…
にこ「……?」クルッ
ン…チュッ………ンッ……
にこ「!!?」
ダッ…
にこ「おぃぃぃぃぃっ!!」
グイッ…
絵里「あっ…」
希「えり…」
にこ「あっ…じゃないわよっ!!」
ゴチンッ!!
絵里「いった…ちょっとにこ……」
にこ「あの流れでなんでキスする事になってるのよっ!!?いや、聞きたくないっ!!人目があったらどうすんのよっ!!もうっ!!にこ知らないっ!にこお家帰るっ!!」
絵里「あっ…にこ…」
希「ご、ごめんにこっち…その…」
にこ「勝手にやってろこの盛りの付いた雌猫共めぇぇっ!もう二度とアンタ達と飲みになんか行かないんだからぁっ!!わぁぁぁぁん!!」ダッ
タッタッタッタッタッ…
希「………」サーッ…←酔いの醒める音
絵里「………」サーッ…←酔いの(ry
希「…お、追いかけよか…」
絵里「そ、そうね……」
希「それから…その…ごめん……」
絵里「い、いえ…私の方こそ…」
絵里「…………」
希「……えりち?」
絵里「……………いやよ」ボソッ…
希「……!」カァァ…
絵里「…と、とにかく今はにこを追いかけて謝りましょう?下手したら縁切られかねないわ!」カァァ…
希「…う、うん!」
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ーーーーー
ーーー
ーしかしこの件がトラウマとなったにこがのぞえりと三人で飲む事が出来たのはそれから数年かかったとの事ー
完
乙
中盤の盛り上がりでニヤニヤしちゃった
非常に良かった
ちょっとにこ可哀想だけどよかった
みんな可愛かった
のぞえりはキスしたと思う
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