【ラブライブ！】梨子「海中から愛を込めて」

かなりこっぽいもの

果南「いらっしゃい梨子」

梨子「こんにちは果南さん」

果南「最近よく来るね。もしかしてハマった？」

梨子「ええ、まぁそんなところです」

果南「ふふ、それじゃあちょっと待ってて。準備するから」

かいじょう

果南「到着したよ」

梨子「果南さん、今日はどうするんですか？」

果南「ん？もちろん私もダイビングするよ？」

梨子「ふふっ、ですよね。じゃあ先に潜ってますね」

果南「うん。私もすぐ行くから」

ｻﾞﾊﾟｰﾝ

梨子「………」

梨子(………果南さんまだ来てない……よし)

梨子「………」ｽｯ

梨子「ごぼごヴぉごぼぉ！」

梨子(………ふふっ♪)

────

果南「ねぇ、梨子。ちょっと聞いてもいい？」

梨子「はい？なんですか？」

果南「最近気になってたんだけどさ、ダイビング中に何か喋ってるよね？」

梨子「」ﾋﾟｸｯ

果南「なんて言ってるの？」

梨子「え、えと…何のことですか…？わ、私よくわからな──── 」

果南「今日も私が潜る前に何かしてたよね」

梨子「え……えーと………///」

果南「悩みならいつでも相談にのるよ？」

果南「困ってるならひとりで抱え込まないで、私を頼ってね」

梨子「あ、ありがとうございます……」

梨子(違う……違うんです……)

──── かいそう

だいびんぐなう

果南「………」ｽｯｽｯ

梨子「………？」

果南(上、上みて)ｽｯｽｯ

梨子(上……？あっ……)

梨子(綺麗……幻想的で……とても……)

果南「……」ﾆｺｯ

梨子「……！」

梨子(果南さん……)

────

果南「どうだった？」

梨子「とても素敵でした。……果南さんが好きな理由がわかった気がします」

果南「ふふ、よかった。梨子が気に入ってくれて嬉しいよ」

果南「じゃあそろそろ帰ろっか？」

梨子「そうですね。お願いします」

梨子「…………」

梨子(なんだろう……果南さんみてると…胸が変に……)

梨子(もしかして………これ………)

かいそうおわり────

梨子「ごぼごヴぉごぼぉ！」(訳:果南さん大好きです！)

梨子(直接は言えないよぉ………///)

果南「………」ｽｲｽｲ

梨子「ごぼっ……！？」

梨子(果南さんっ！？)

果南「………」ｽｯ

果南「ごぼごぼっ」

梨子「！？」

果南「……」ﾆｺｯ

ｽｲｽｲ

梨子(え、ちょ……果南さん……！？)

梨子(果南さん……私に何か言ってた……？)

梨子(何を……？)

────

梨子「あ……あの果南さん？海中で私に何か言ってましたよね？」

果南「ん？うん。言ったよ。でも秘密♪」

梨子「えっ……」

果南「梨子がいつも何を言ってるのかを教えてくれたら教えてあげる」

梨子「えぇ……！？」

果南「ふふ、無理強いはしないから。さ、今日はこれくらいにしよっか」

梨子(あの日から……)

果南「ごぼごぼっ」

梨子(ダイビングをする度に果南さんは私に何か話しかけてくる)

果南「ごぼごぼっ」

梨子(短い言葉で……何かを伝えてくる……)

梨子(悪口じゃないのはなんとなくわかる…けど………はぁ……気になる…)

べつのひ

かいじょう

千歌「ねぇ果南ちゃん」

果南「ん、なに？」

千歌「なんでダイビング中にいつも梨子ちゃんに好きって言ってるの？」

かなりこ「！？」

果南「なっ…なにをぉ……！？///」

梨子「か、かかかか果南さんっ……！？」ｶｱｧ

果南「違う！あ、いや、そうじゃなくて、梨子の事は好き……ああっ、その、ライクの意味で！？///」

果南「ああ、そうだっ！梨子も何か言ってるんだよっ。千歌ならわかるでしょ！？///」

梨子「ええっ！？ちょ、ちょっと話逸らさないでくださいっ///」

果南「ち、千歌ぁ///」

千歌「わからないよ」

果南「へ？」

千歌「水中だし何言ってるのかわからないよ。あ、でもさっきの反応…もしかして果南ちゃん本当に……？」ｹﾞｽｶﾞｵ

千歌「ねぇねぇ、梨子ちゃんのどのあたりが好きなのー？」

果南「ち…千歌ぁっ！///」

千歌「おとと…果南ちゃんが怒ったー。逃げろー」ｻﾞﾊﾟｰﾝ

果南「あ、こら待てー！///」ｻﾞﾊﾟｰﾝ

梨子「…………」

梨子「どうしよう………///」ﾀｲｿｳｽﾞﾜﾘ

────

うらのほし

曜「え？それって脈ありってことじゃないの？」

梨子「で、でも………」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

曜「果南ちゃん下級生に結構人気あるみたいだから悠長に構えてると他の人に取られちゃうよ？」

曜「この前もラブレターをもら──── 」

梨子「ラブレター！？」ｶﾞﾀｯ

曜「！？」ﾋﾞｸｯ

梨子「あ、いや………えと……本当？」

曜「う、うん。鞠莉さんが言ってたんだけど……」

梨子「ラブレター………ラブレター………！///」

曜(送り主は鞠莉さんで、果南ちゃんの反応を見て楽しんでた。ってオチなんだけどね)

曜「気になる？」

梨子「………！」ｺｸｺｸ

曜「……じゃあ私が探りを入れてみるよ」

梨子「探り……？」

曜「ふふっ、私に任せておいて♪」

曜「果南ちゃん少しいいかな？」

果南「ん？どうしたの？」

梨子「………！」ﾓﾉｶｹﾞｶﾗｺｯｿﾘ

曜「梨子ちゃんがね、果南ちゃんの事好きだって──── 」

梨子「きゃあああああああっ！？///」ｶﾞﾊﾞｯ

果南「！？」ﾋﾞｸｯ

梨子「いやあっ！ちがっ、違うんですっ！///」ﾌﾙﾌﾙ

曜「むー…むー…」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

果南「あの…梨子……？違うって……？」

梨子「な、なんでもっ……！なんでもないんですーっ！曜ちゃんのバカあああぁぁっ！///」ﾀﾞｯ

曜「ぷはっ……ちょ、ちょっと待ってよ梨子ちゃーん！」ﾀﾞｯ

果南「…………？」ﾎﾟｶｰﾝ

梨子「曜ちゃん……！探りって…探りって言ってたよね……！？///」

曜「梨子ちゃんが止めてくれたから丁度いいくらいの探りになったよ♪」

梨子「なったよ♪じゃないよぉ……」

梨子「何も探ってないし、なんで言っちゃうのぉ……///」

曜「大丈夫だって。梨子ちゃん声大きかったからきっと聞こえてないよ」

梨子「きっとって………」

曜「というわけだから、放課後に果南ちゃんちにいこっか？」

梨子「ぜ、絶対イヤですっ///」

すうじつご

果南「…………梨子最近来ないなぁ」

果南「………」ﾎﾞｰ

果南「やっぱりあれかな………千歌が急に変な事言うから、つい焦って……」

果南「…………そろそろお店閉める準備しないと」

梨子「か、果南さん……」

果南「梨子…いらっしゃい」

果南「ふふ、なんだか久しぶりに会う気がする」

梨子「……今日も学校で会ったじゃないですか」

果南「でも最近、私を見てくれないし……少し寂しかったんだよ？」

梨子「………！///」

果南「で、どうする？そろそろお店閉めないとだからあんまり長くできないけど、潜る？」

梨子「………///」ｺｸｯ

────

果南「あれ？潜らないの？」

梨子「あっ、いえ、そ、その……今日はその……」

果南「どうかした？」

梨子「………！」ｷﾞｭ

果南「！？」

果南「え、ちょ……り、梨子……！？///」

梨子「あ……あのっ……！」

梨子「わ、わたっ……私……か、果南さ……か、かか……っ///」

梨子「………///」

果南「梨子………。ズルい子でごめんね」

梨子「えっ……？」

果南「梨子の声。届いてたよ。梨子の気持ち気づいてて黙ってた。意地悪しててごめん」

すうじつご

果南「はぐはぐ～♪」

梨子「か、果南さんっ所構わずハグするのやめてくださいっ///」

果南「えー？いいじゃん減るものじゃないんだし」

梨子「それでもっ、ダメですっ///」

果南「梨子つめたいー」

梨子「知りませんっ」ﾌﾟｲ

果南「………」

果南「梨子、好きだよ♪」

梨子「なっ…！？///」

果南「もう海中で想いを伝えなくてもいいんだよ？」

梨子「だ、だからって……///」ｵﾛｵﾛ

果南「あ、そういえば梨子から返事聞いてないなぁ」

果南「梨子。今度は海中でじゃなく、声の届くここで想いを聞かせてくれる？」

梨子「ちょ……ちょっと……///」

果南「言ってくれるまで離さないよー♪」ｷﾞｭｰ

梨子「か…果南さぁんっ///」

おしまい

最後まで読んでくれた方ありがとう。
さらばじゃ

控えめに言って最高

千歌有能
曜有能

下衆顔千歌ちゃんいいよね

かなりこ好き
ありがとう

面白かった乙！