【ラブライブ！】善子「堕天使は天使と結婚出来ないと思った？」

よしるび
「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った？」のパロです

【ヨハネ】「ヨハネ降臨！邪悪なる魔物め！ヨハネが成敗するわ！」

【エンジェルビィ】「わぁ～かっこいい～」

【パステノス】「そんな格好決めてないで早くモンスター倒すの手伝ってよ！」

【マイコー】「デスペナルティも洒落にならないから早く！」

【ヨハネ】「わ、解ったわ！」

～～～～～
善子（今私はゲームをしている）

善子（スマホやPCから出来るオンライン・ロールプレイング・ゲーム……）

善子（通称「μ’s」）

～～～～
ギルド「Aqours」
【マイコー】「お疲れ様。お目当ての素材も無事に手に入ったよ」

【パステノス】「いや～今回のモンスターもなかなか強かったね」

【エンジェルビィ】「ヨ、ヨハネちゃん…ごめんね」

【ヨハネ】「いいの……気にしないで」

善子（エンジェルビィの回復が間に合わず私だけ死んでしまった）

善子（でもまぁ……いつもの事だから慣れちゃった）

【エンジェルビィ」「ルビィがいつも下手なばかりヨハネちゃんに迷惑かけて……」

【ヨハネ】「だから気にしないでって」

【パステノス】「おお～旦那になるとやっぱり懐が深いな～」

【マイコ―】「失敗の一つや二つ！気にしない！」

　
善子（そう……このゲームのシステム「結婚システム」）
　
　

　
善子（私とこの「エンジェルビィ」は夫婦になってる）

～～～～～～
数か月前
【エンジェルビィ】「あの…その…る、るる……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

【エンジェルビィ】「ルビィと結婚してください！」

【ヨハネ】「……ごめんなさい」

【エンジェルビィ】「そ、そんなぁ……」ｼｭﾝ

【ヨハネ】「私のアバターの種族が「堕天使」……そしてルビィの種族は「天使」」

【ヨハネ】「天使と悪魔は結婚できないの」

善子（まぁ出来るけどね）

善子（ヨハネは堕天使だから出来ない設定にしておこう）

【エンジェルビィ】「……解りました」
　
　

　
　

　

　
　　
【エンジェルビィ】「ですからヨハネちゃん結婚してください！」

【ヨハネ】「あんた解ってないでしょ！！！！？」

善子（そして、しつこくお願いされ「結婚」してしまった）

～～～～～～～

　
【マイコー】「でも二人を見ると羨ましくなってきたよ」

【マイコー】「どうだい？パステノス。僕と結婚してみるかい？」

【パステノス】「いやいや、マスター……そもそもマスターのアバターって男なの？」

【エンジェルビィ】「アザラシのキグルミ着てるから解らないですね」

【マイコー】「内緒にしとくよ。秘密を持ってるのも、いい感じだと思うでしょ？」

【ヨハネ】「解る」

【パステノス】「解るの！？」

【マイコー】「う～ん、このまま喋っていたいけど明日用事があるんだ～」

【マイコー】「もうそろそろ僕は寝ないと」

【パステノス】「そうなの？私も用事があって……」

【エンジェルビィ】「部活ですか？」

【パステノス】「うん。二つかけもちしてて……その一つが休みの日でもあるんだ」

善子（かけもちか……曜さんもかけもちだったわね）

【エンジェルビィ】「すみません……ルビィも明日用事が……」

　
【ヨハネ】「私もなのよね……」

【マイコー】「う～ん……最近多いと思うんだよね」

【パステノス】「何が？」

　
【マイコー】「例えば用事がある時、皆も用事があるとか」

　
【パステノス】「そうだよね～偶然ってあるもんだね」

【ヨハネ】「定められた運命なのかもしれない」

【マイコー】「でも僕は２時から自由なんだ」

【マイコー】「皆はいつINするんだい？」

【パステノス】「え！？マスターも２時からフリー！？私もなんだけど」

【エンジェルビィ】「ルビィも……」

【ヨハネ】「え！？私も……」

善子（え！？ちょっと怖くなってきたんだけど）

【マイコー】「可能性の一つ……ちょっと個人チャットで皆に送るね」

　
ピコン

善子「あ、何か来た……ってマスターからのチャットか」ｶﾁｶﾁ

善子「ん？……これって！？私の近くの駅の住所じゃない！？」

【マイコー】「す、素直に言ってほしい……もしかして近くの駅？」

【パステノス】「……うん」

【エンジェルビィ」「はい」

【ヨハネ】「そうね……」
　

【マイコー】「送ったのは僕の住んでる近くの駅の住所なんだ……」

【パステノス】「じゃあ、皆静岡に住んでるの！？」

【マイコー】「もしかして……決めた！オフ会をしよう」

マイコー】「「Aqours第一回オフ会開催決定」」

【パステノス」「え！？本当にするの！？」

【ヨハネ】「こういうのって行って参加者０人という落ちじゃ」

【マイコー】「僕が行って居なかったら「Aqours」は解散します」

【エンジェルビィ」「横暴だ！？」

【パステノス】「まぁ、マスターは必ず来るって事でいいよね？」

【マイコー】「うん」

【パステノス】「マスターのリアルは気になるから私は参加するよ」

ヨハネ】「ルビィはどうする？」

【エンジェルビィ】「うう……その怒らないでくださいね」

【エンジェルビィ】「ルビィは男性の方が苦手で……会うのはちょっと怖いなって…」

【マイコー】「そういえば、このギルド、リアル女性は何人いるの？」

【パステノス】「私はマスター以外女性だと思ってるけど」

【ヨハネ】「そうね」

【マイコー】「あのね、これはキャラを演じてるの。本当は女性よ」

【パステノス】「ええ～本当かな～？」

【エンジェルビィ】「そ、そのヨハネちゃんはどうするんですか？」

【ヨハネ】「え？……そうね…ヨハネは行ってみるわ」

【エンジェルビィ】「な、なら！ルビィも行きます！」

【マイコー】「決まったね、それじゃ明日の三時に集合ね～」

～～～～～～
善子「オ・フ・会！」ｷﾞﾗｰﾝ

善子「ネットとかで見かけた事はあるけど参加するのは初めてね」

善子「ちょっと緊張してきた」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

翌日３時

善子「ちょっと早く着き過ぎたかしら」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

善子「ええと……携帯、携帯…」ｶﾞｻｺﾞｿ

善子「ん？皆も着いてるの？……まずは一応嫁のエンジェルビィのメールからして」

【エンジェルビィ】「私は白いワンピースで髪型はツインテールで来てます」

善子「ついに…会うのよね」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ツンツン

善子「！！？」ﾋﾞｸ

？？？「あ、あにょ……もしかしてヨハネちゃん？」

善子「はい！私がそのヨハネです！」

　

　
　　
　　　

　
　　
　　　
　
　　　
　　
　　
　　
　
　　
　
善子「ってルビィ！？」

ルビィ「善子ちゃん！？」

善子「【エンジェルビィ】ってルビィ！？そのままだったの！？」

ルビィ「わあぁ！ヨハネちゃんだあ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

？「え？もしかして二人とも……エンジェルビィちゃんとヨハネちゃん？」

善子「あ、アンタは……」

　
　

　
　
　
　　
　
ルビィ「曜さん！」

曜「いや～まさか二人がそうだったとは～」

善子「曜さんがパステノスって事！？」

曜「そうだよ。ヨーソロ！」

曜「というか、二人共そのまんまの名前でくるとは…」

曜「逆に解らなかったよ」

？？？「私は何となく解ってたわ」

ルビィ「え！？もしかしてマスター？」

　
　
　

　
　
　　
鞠莉「Yes！皆のギルマス！マイコーよ！」

ルビィ「ふえええええ！？女性でしかも鞠莉さんだったんですね！」

鞠莉「ふふふ、マイホームでお茶しない？」

～～～～～～
鞠莉の家

鞠莉「では改めて挨拶するわAqoursのギルドマスター「マイコー」よ」

鞠莉「自慢は火力！ファイヤー！これで殆どの敵をダウンさせるわ」

曜「それって課金パワーじゃん」

善子「外道なる力を使って楽しいのか！」

鞠莉「無課金連中の遠吠えが聞こえるわ」

善子「こっの！」

鞠莉「ほら、次はパステノス！貴女よ」

曜「いや～皆知ってる中で自分のキャラを紹介するのは恥ずかしいね///」ﾃﾚﾃﾚ

鞠莉「ええ、解るわ……とくに曜はそう感じるもんね」

鞠莉「人前でパステノスって名乗るのは恥ずかしいよね」

曜「え？」

鞠莉「なにせ「パステノス」はギリシャ語で」

　

　　　

　　　

　
　　　
　　　　　　　　　　　　　　
　
　　　　
　
　　　
　　　　
　
　
鞠莉「『童貞』という意味よ」

曜「」

曜「」

曜「」

曜「」

曜「うえええええええええええええええええええ！？」

曜「嘘でしょ！？えええ！？」

鞠莉「やっぱり意味を知らないで使ってたのね」

曜「適当にネットから目に止まったのを使っただけなのにー！」

善子（正直パステノスという名前がカッコいいと思ってたけど……まさか、そういう意味だったと

わ）

鞠莉「残念だけど一度登録した名前は消せないのよね」

曜「そ、そんなああああ！！」

ルビィ「うゅ……お気の毒です」

善子「次はヨハネね！ヨハネというのはね！」

曜「あ、それ前に聞いたからいいよ」

善子「何でよ！」

善子（こうして奇妙な自己紹介は終わっていった）

～～～～～
曜「ねぇ、鞠莉ちゃん」

鞠莉「マスターって呼んでくれてもいいのよ？」

曜「気分で呼ぶね」

曜「このギルドの「Aqours」ってそのまま使ったんだね」

善子「堕天使ユニットの名前を」

ルビィ「堕天使ユニットじゃないよ…」

鞠莉「正直に言うとギルドシステムがどんな物か知る為に適当に作ってたのよ」

鞠莉「それでギルド名は絶対最初に入れなきゃいけなくて」

鞠莉「作ってすぐ消すつもりだったから適当にAqoursって入れたの」

莉「作っていろいろ操作を確認してたら『童貞』が来たの」

曜「」ｷﾞﾛ

鞠莉「おぅ…ジョークよ……パステノスが来たの」

鞠莉「せっかく来て貰ったから消すのも悪く思えて」

曜「私はギルド名検索でまさかAqoursがヒットするとは思わなくて」

ルビィ「ふあぁ～曜さんと鞠莉さんのお陰でAqoursがあるんですね」

善子「私も検索から入ったわね……」

ルビィ「ルビィはヨハネちゃんと一緒に入ったの」

曜「もう結婚してたもんね」

善子「ぶっ！」

ルビィ「はい！」

鞠莉「そうそう、ギルドで言えば今日の夜からギルドイベントが始まるわ」

鞠莉「皆参加できるわね？」

曜「もちろんであります！」

ヨハネ「ついに始まるのね……」

ルビィ「ルビィも参加します！」

～～～～～～
夜　ゲーム「μ’s」

【マイコー】「さて、オフ会で私の事を知った以上、演技する必要もないわね」

【マイコー】「「僕」とかも言わず素のままでいくわ」

【パステノス】「このAqoursの中で一番演じてたのは以外にもマスターだよね」

【ヨハネ】「ヨ、ヨハネは！？」

【パステノス】「素に戻ってる時がたくさんあったよ」

【ヨハネ】「ぐぬぬ……」

【マイコー】「さて！イベントよ！このイベントの魅力は報酬の資金よ」

【マイコー】「個人で使える金とは違い、ギルドでしか使えない金は貴重よ」

【マイコー】「今回のイベントでギルド金が沢山貰えるわ」

【マイコー】「がっぽがっぽ、儲けるわ！」

【ヨハネ】「イベント……」

{妖精ブッブを捕まえろ！}|c||^.-^||

善子（この妖精ダイヤさんに似てるわね）

【マイコー】「何処のスレ（世界）にでも現れる妖精ブッブ」

【マイコー】「一匹がかなりの値段よ」

【マイコー】「女子高生が手軽く稼ぐ方法……ダイヤ（ブッブ）を売ればいいのよ」

【エンジェルビィ】「うう…ルビィ、足をひっぱらない様に頑張ります！」

【マイコー】「フフ、心配いらないわ…むしろルビィが重要よ」

【エンジェルビィ】「ルビィが？」

【マイコー】「行ってみたら解るわ」

～～～～～
森

|c||^.-^||ﾃﾞｽﾜｰ|c||^.-^||ﾃﾞｽﾜｰ|c||^.-^||

【パステノス】「わあ！結構沢山いるね！捕まえよう」ﾀﾞｯ

|c||^.-^||ﾁｶﾖｳﾃﾞｽﾉ?　ﾋｮｲ

【パステノス】「この！」ﾌﾞﾝ

|c||^.-^||ﾘｺﾖｳﾃﾞｽﾉ？　ﾋｮｲ

【パステノス】「この！この！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

|c||^.-^||ﾖｼﾖｳﾃﾞｽﾉ？ﾏﾘﾖｳﾃﾞｽﾉ？　ﾋｮｲﾋｮｲ

【パステノス】「駄目だ！速すぎて捕まえられない！」

【ヨハネ】「ここで逆転の発想よ」

【ヨハネ】「捕まえようとしては駄目……あえて攻撃するのよ！」

【ヨハネ】「闇に還るがいい！」ﾌﾞﾝ

|c||^.-^||ﾘｺﾖｼﾃﾞｽﾉ？　ﾋｮｲ

【ヨハネ】「この！」ブン

|c||^.-^||ﾖｼﾏﾙﾃﾞｽﾉ？　ﾋｮｲ

【ヨハネ】「この！この！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

|c||^.-^||ﾖｼﾙﾋﾞﾃﾞｽﾉ？ﾖｼﾖｳﾃﾞｽﾉ？　ﾋｮｲﾋｮｲ

【ヨハネ】「あっ当たらない！」

【マイコー】「当ててもダメージを与えられないって情報サイトにあがってるわ」

【マイコー】「ここでルビィの出番ね」

【マイコー】「ルビィ、あの妖精に近づいてみて」

【エンジェルビィ】「はっはい！」ﾃｸﾃｸ

∑|c||・.-・||ﾙﾋﾞｨ!?

|c||^.-^|ﾙﾋﾞｨ♪|c||^.-^||ルビィ♪|c||^.-^||ﾙﾋﾞｨ♡

ゾロゾロ

【パステノス】「うわぁ！沢山出てきたよ！？」

【マイコー】「天使族には寄ってくるらしいの」

【ヨハネ】「簡単に捕まえれるわ」ｶﾞｼ

|c||´.-｀||ﾂｶﾏﾘﾏｼﾀﾜｰ……

【ヨハネ】「楽勝ね！このイベントぶっ壊れイベントよ」

【ヨハネ】「こんな楽に金が貯まるもの」

【マイコー】「いや、運営もちゃんと考えてるわよ」

【マイコー】「もうそろそろヤバい奴が現れるから一度帰った方が……」

ﾒﾉ^ﾉ｡ ^ﾘ

【パステノス】「うわあああ！何アレ！？」

【ヨハネ】「誰よアレ！？」

【マイコー】「シット！あれは人食い妖精メノリよ！」

【マイコー】「ブッブを取り過ぎると現れるモンスターよ！」

【エンジェルビィ】「あわわわ！ルビィのスキルで相手のレベルが見れるんですが」

【エンジェルビィ】「レベルが全然違いすぎますううう！」

【パステノス】「これ逃げた方がいいよね！逃げるよ！皆！」ﾀﾞﾀﾞ

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「りこ……よし」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ｶﾞｼ

【ヨハネ】「はっ！離して！助けて皆あああああ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ガブリ

【パステノス】「うわああ！即死だよ！ヨハネのレベルで即死って！？」

【マイコー】「やばい、やばいわ！課金パワーでも歯がたたないレベルよ！」

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「りこ……るび」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ｶﾞｼ

【エンジェルビィ】「ぴぎゃああああああ！！！！」

ガブリ

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「よう……りこ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ｶﾞｼ

【パステノス】「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！」

ガブリ

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「りこ……まり」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ｶﾞｼ

【マイコー】「いやあああああああああああああ！！！！」

ガブリ

～～～～～～
ギルド「Aqours」

【ヨハネ】「なんなの？アレ！？勝てるわけ無いわ！」

【パステノス】「全員即死とか……私達って結構レベル高い方だよね？」

【マイコー】「私に関しては防具は課金で凄く硬いはずよ」

【エンジェルビィ】「それが皆さん一撃でしたよね」

【マイコー】「でもマイナスだけじゃないわ、見て今回の報酬」

【パステノス】「おお！結構儲かったね！」

【マイコー】「確かに今回は殺られたけど、少しずつ捕っていけば大丈夫でしょ」

【ヨハネ】「そうね……デスペナルティも避けるために」

【マイコー】「明日から本格的にﾌﾞｯﾌﾞを捕まえるわよ！」

三人「おおー！」

～～～～
翌日学校　一年教室

ルビィ「善子ちゃ～ん♡」

善子「な、何よ……」

ルビィ「会うの楽しみにしてたの」

善子「そ、そう」

ルビィ「昨日は緊張してたの」

ルビィ「ルビィが一番仲良くしてた【ヨハネ】ちゃんが、どんな人なんだろうって……」

ルビィ「ルビィの旦那さんが善子ちゃんでよかった！」

善子「ちょ！そんな大声で！」

ザワザワ……

モブ♀「え？二人って付き合ってるの？」

モブ♀２「なになに！？アイドル同士の恋愛！？」

善子（うげ！？女子高のせいか、この手の話題は直ぐに盛り上がってしまう！）

花丸「どういうことずら？旦那？ん？」ｶﾁｶﾁｶﾁ……

善子「カッターナイフの刃を出しながら言わないでくれる！？」

善子（ずら丸に説明するのに意外にも時間がかかった）

～～～～
昼休み

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾎﾟｰﾝ

鞠莉「一年の善子、ルビィ。二年の曜。」

鞠莉「大至急、理事長室にきなさい」

ルビィ「マスターが呼んでるね」

善子「しかも、呼ばれたメンツからしてギルド関係ね」

～～～～～

鞠莉「来たわね」

曜「ヨーソロ！」

鞠莉「だいたい、解ってると思ってるけどイベントの事よ」

鞠莉「効率よく取る為、作戦会議をします」

ルビィ「え？家に帰って夜にすればいいんじゃ？」

善子「はぁ！？」

曜「甘いよルビィちゃん」

鞠莉「あんまり舐めた事言ってるとホッペ、ツンツンするわよ」

ルビィ「ひいっ！」

善子「だいたいアンタ！今回のイベントの報酬ちゃんと見てないんじゃないの！？」

ルビィ「み、見てない……お金を貰えるだけじゃないの？」

鞠莉「達成ボーナスがあるのよ」

曜「ブッブを１００匹捕まえるとレア素材が貰えるんだよ」

鞠莉「１００匹取る度に、ドンドン良いものになってくるの」

善子「私達の目標は５００よ」

ルビィ「ご、五百！？」

曜「どうしても欲しい素材がそこなんだよね～」

鞠莉「皆、解ってると思うけど、このイベントはギルドのイベントなの」

鞠莉「大規模のギルドなら簡単なのでしょうけど、私達にとっては少しハードよ」

ルビィ「４人しか居ませんもんね」

鞠莉「期間も、そんなに長くは無いわ……そこで効率よくする必要があるわ」

鞠莉「まず、イベント期間中の昼休みは理事長室でμ’sをやるわ」

鞠莉「本当なら放課後もしたい所だけど」

鞠莉「アイドル部の「Aqours」の練習を疎かにする訳にはいかないわ」

曜「そうだね！」

善子「昼休みと夜か……」

鞠莉「だから今するの……はい、充電器」ﾎﾟｲﾎﾟｲﾎﾟｲ

曜「おっとと！よし！ブッブを捕まえよう！」

～～～～～
μ’s　森

【マイコー】「まずブッブを捕まえる事に関して注意するのは」

【マイコー】「「メノノリ」……略して「メノリ」よ」

【ヨハネ】「このヨハネが恐れる魔物！」

【エンジェルビィ」「うう……アレは、トラウマです」

【マイコー】「恐らく、私達のレベルじゃ絶対に勝てないわ」

【パステノス】「出る条件も、いまいちだよね？ランダムかな？」

【マイコー】「まだ始まって２日……情報が不足してるわ」

|c||^.-^||ﾃﾞｽﾜｰ|c||^.-^||ﾃﾞｽﾜｰ|c||^.-^||

【エンジェルビィ】「わわ、いっぱい来ました」

【マイコー】「ルビィは近づいてくるブッブを捕まえてね」

【エンジェルビィ】「はい！」

【マイコー】「私達は私達で、いろいろ試したいことがあるから」

【パステノス】「ルビィちゃん……天使族無しで捕まえれるかどうか……」

【ヨハネ】「これはギルドイベントよ」

【ヨハネ】「天使が居ないギルドだって考えれるわ」

【ヨハネ】「天使が居ないとクリアー出来ないゲームを運営がするとは思えないわ」

【マイコー】「さて！時間は無いわやるわよ！」

～～～～～～～～～
数分後

|c||´.-｀||ﾂｶﾏﾘﾏｼﾀﾜｰ

【ヨハネ】「う～ん一匹に対して三人で囲んで捕まえるのが一番なのかしら？」

【マイコー】「小規模のギルドでは少し効率が悪いわね」

【パステノス】「ルビィちゃんのが一番効率がいいって事だね」

【エンジェルビィ】「いっぱい捕まえました！」

|c||´.-｀||ﾂｶﾏﾘﾏｼﾀﾜｰ

【パステノス】「ルビィちゃん、張り切ってるね」

【マイコー】「おお、結構捕まえてるわね」
　
　　
　
　
　　
　
　
　　
　
　
　
　　
　　
　　
　　
　
ﾒﾉ^ﾉ｡ ^ﾘ

【ヨハネ】「ですよねー」

【パステノス】「にっ！逃げろオオオオオオオオ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

～～～～～～～
数分後

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「りこ………よし」ｶﾞｼ

　
【ヨハネ】「うわああああああああ！！いやああああ！！」

【エンジェルビィ】「ヨハネちゃん！？」

【エンジェルビィ】「ええと！ええと！そうだ！」

【エンジェルビィ】「『ヨハネちゃん！愛してます！』」

シュイン

∑ﾒﾉ^ﾉ｡ ^ﾘ！？

【ヨハネ】「た、助かった！」

【マイコー】「おお！結婚特殊スキルね」

【パステノス】「ヨハネちゃんを呼び寄せるスキルだね」

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「りこ…よし…るび」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

【エンジェルビィ】「ぴぎいいいい！」

【ヨハネ】「くっくるなあああ！」

【マイコー】「ああ！捕まっちゃう！」

ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵｵｵ

∑ﾒﾉ・ﾉ｡ ・ﾘ

|c||´.-｀||ｽﾜﾚﾏｽﾜｰ

【ヨハネ】「え！？妖精達が引き寄せられてる？」

【パステノス】「あ、あれは……」

　
　
　

　
【†米の騎士†】「ぴゃあ！いっぱい釣れました！」

【ニコニー】「あ、メノリいるじゃん」

【猫又】「ブチ犯すにゃー」

（（（ﾒﾉ´ﾉ｡ ｀；ﾘ）））「ヒッヒエ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ボコボコボコ

　
【パステノス】「あのメノリが……」

【ヨハネ】「あそこに居るのってあの有名ギルドの【にこりんぱな】の人達よね」

【マイコー】「イベントでは必ずランキングのTOP３には必ず入ると言われてるギルドね」

【エンジェルビィ】「あわわわ！メノリさんが瞬殺です！」

～～～～～

数分後

【マイコー】「メノリを倒した後【にこりんぱな】の人達は何処かに行っちゃったけど」

【パステノス】「あんなに居たブッブが居ないね」

【ヨハネ】「狩りつくされたか……」

【マイコー】「時間も時間だし今日はここまでにしましょ」

【エンジェルビィ】「そうですね……また夜に」

～～～～～
善子（それから数日間、暇があればブッブを捕まえていた）

善子（ノルマがあるから夜遅くまでしてしまう事もあった。そんなある日）

ダイヤ「おはようございます」

鞠莉「！」

曜「！」

善子「！」

ルビィ「！」

ガバァ！

ダイヤ「いぎゃあああああ！！！」

果南「何だ！？四人がダイヤを取り押さえて！？」

鞠莉「もうブッブじゃなくてダイヤだったの！？紛らわしいわよ！」

善子「そうよ！」

ダイヤ「何の事ですの！？」

ガチャ

梨子「おはようございます」

四人「！？」

バタバタバタ

果南「今度はいきなり逃げ出した！？」

ダイヤ「な、なんですの……いったい……」

～～～～～

善子「ハァ…ハァ……何でかしら？メノリってリリーをイメージしてしまう」

鞠莉「似てるはずはないんだけど……何でかしら」

曜「とういうか、リアルもゲームも何か混同してきたよ」

ルビィ「末期ですねルビィ達……」

～～～～～
夜　ギルド「Aqours」

【パステノス】「遅いねルビィちゃん」

【ヨハネ】「何時もなら、もうそろそろ来るんだけど」

【マイコー】「仕方ないわ、先に行きましょう」

【マイコー】「INすれば、向こうから連絡がくるでしょう」

――――
――
ー

【ヨハネ】「まだ来ないわね」

【パステノス】「用事でもあるのかな？」

【マイコー】「まぁ強制はできないしね……でも効率は下がるわね」

【パステノス】「少人数だしね」

【マイコー】「まぁ、流石に明日はルビィも居るでしょう」

【マイコー】「明日に後れを取り戻しましょう」

翌日

善子「あ、ルビィ。昨日は入ってなかったけど何かあったの？」

ルビィ「ううう……善子ちゃあああん」ﾀﾞｷ

善子「うええ！？どうしたの！？」

ルビィ「あのね……」ｸﾞｽﾝ

～～～～

善子「はああああ！？携帯を親に取られた！？」

ルビィ「うん……」

ルビィ「昨日、ブッブさんを捕まえるの必死で、その……」

ルビィ「宿題するの忘れてて、それがバレちゃって」

善子「馬鹿じゃないの！？」

ルビィ「うう……」ｸﾞｽﾝ

善子「これは不味いわね」

昼休み　理事長室

曜「あちゃ～やっちゃたねルビィちゃん」

ルビィ「うう……ごめんなさああああい！！」

鞠莉「昼は私のスマホの予備からルビィのアカウントで入ればいいわ」

鞠莉「でも夜はね…親が禁止してるのに、やるわけにはいかないわ」

鞠莉「一応、理事長として勉学も大事にするべきだし」

善子「効率はかなり下がるわね」

曜「イベントも、もう少ししか無いしね」

鞠莉「このままじゃ５００も行かないかも」

ルビィ「うう…ごめんなさい…」ｸﾞｽﾝ

曜「な、泣かないでルビィちゃん」

善子（そしてルビィが欠けた状態のAqoursでは、やはり効率が悪かった）

休みの日（イベント最終日）

鞠莉「いらっしゃい」

曜「お邪魔しま～す」

鞠莉「さて、イベントの事なんだけど……」

善子「もう、無理よね……５００匹は」

曜「休みを一日使っても厳しいね」

鞠莉「そうね……でも一つだけ、あるの」

ルビィ「え？」

鞠莉「５００匹分の報酬を取る方法が」

善子「そうか……私達には関係ないと思って無視してたわ」

鞠莉「ブッブを捕まえるイベントだけど、もう一つの報酬もあるわ」

鞠莉「メノリを倒す」

曜「たしか…一匹討伐報酬がブッブの５００匹分だったよね」

ルビィ「でも勝てるんですか？一撃で死にますよ？」

鞠莉「私の【マイコー】の最大火力をぶつけるしかないわね」

曜「やるしか無いか……」

善子「やられっぱなしは嫌だから丁度いいわ」

～～～～～
μ’s　森

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ

【マイコー】「戦闘開始！」

【エンジェルビィ】「はい！」

ｶﾞｷﾝｶﾞｷﾝｶﾞｷﾝ

善子「硬っ！？こっちの攻撃は全然効かないわ」

曜「でもヘイトは取れるみたいだね」

善子「【マイコー】の最大魔法まで時間を稼ぐ必要があるということね」

鞠莉「あと２０秒よ耐えて」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「レズゥ……」

ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

ｸﾞｻｸﾞｻ

善子「ちょ、ちょっと！一発一発が食らいすぎでしょ！？」

ルビィ「あわわわ！回復します！」

曜「どうやら「掴み攻撃」以外は私達でも即死にはならないのか」

善子「でも最大体力が一発でレッドゾーンよ」

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「りこ……よし」

ｶﾞｼ

善子「だあああ！？即死攻撃に捕まっちゃた！」

曜「ルビィちゃん！結婚特殊スキルを！」

ルビィ「だ、駄目です！回復スキル使ってクールダウンの時間のせいでスキルが使えません！」

鞠莉「なんてこと……」

ガブリ

善子「私のヨハネがあああ！」

鞠莉「ヨハネちゃんの犠牲は無駄にはしないわ！」

鞠莉「くらいなさい！【マイコー】の最強魔法を！」

ｽﾞｺﾞｵｵｵﾝ

曜「やったか！？」

善子「ルビィの画面だったら相手の体力見れるわね？やったの！？」

ルビィ「あわわわ…体力の三分の一しか減ってません」

鞠莉「嘘でしょ！？コレ威力は高いけどクールダウンが長くて次撃てるのは5分後よ」

曜「あっ！【パステノス】も死んじゃった！」

ルビィ「あっ！ルビィも！」

鞠莉「ぐっ……強すぎよ」

～～～～～～

鞠莉「結局駄目だったわね」

曜「レベルも違うし、この人数じゃ……ちょっと難しいね」

善子「ぐ！おのれ魔物め！」

ルビィ「ううう……」

鞠莉「まぁ、やれる事はやったわ」

曜「そうだね……目標まではいかなかったけど……よくやったと思うよ」

善子「そうね……」

ルビィ「……」

善子「ん？ルビィ？」

ルビィ「……ルビィは諦めたくありません」

ルビィ「ルビィの所為でクリアー出来ないんです」

善子「気にする必要ないわよ」

ルビィ「やれる事は……最後までやってみたいです」ｶﾁｶﾁ

曜「ん？【エンジェルビィ】ちゃんが町まで行ったね」

【エンジェルビィ】「メノリさんに勝てません！誰か手伝ってください！」

鞠莉「オープンチャットで呼びかけたわね」

善子「こんなので来るの？」

曜「何処のギルドも忙しいんじゃないの？」

鞠莉「でもあのルビィがやってるもの私もやるわ」

善子「そうね」

【マイコー】「ギルド「Aqours」からのお願いでーす」

【パステノス】「ヨーソロ！誰か手伝ってよ～！」

【ヨハネ】「来たれ！我が同胞！」

曜「来るといいんだけど……」

【普通怪獣】「ガオーガオー！参加しまーす」

【リリー】「メノリと聞いて」

【ハグ】「【スリーマーメイド】も協力します」

善子「来た！」

【リリー】「メノリは一匹残らず駆逐します」

【普通怪獣】「がおーがおー！」

曜「この【普通怪獣】って娘可愛いね」

ルビィ「この【リリー】っていう人からは殺意を感じます！」
　
　
【ハグ】「私達の目標は達成済みなので暇になったの」

【マイコー】「助かるわ」

善子「ん？何か見覚えのあるアバターが近づいてくるわよ」
　

　
　　

　

　
　　
　　　　

　　　

　　　

【†米の騎士†】「二人が来ないから暇なので参加します」

鞠莉「上位ランカーも来ちゃったわ！」

善子「これは……いけるんじゃない？」

曜「この【スリーマーメイド】の人達もかなりレベル高いよ」

～～～～～
森

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「レズ……」

【リリー】「※す※す」

善子（禁止ワードにひっかかてるわね）

ブンブン

【†米の騎士†】「受けます」

ガチン

善子「ね、ねぇ！あの【†米の騎士†】の人ってルビィと同じ天使族よね！？」

鞠莉「盾キャラのタンクの役割してるわよ……」

曜「天使族って基本防御力ないはずなんだけど……」

ルビィ「ルビィ達がくらえばレッドゾーンの攻撃も……」

ルビィ「この人には全然効いてません」

【普通怪獣】「がおー！」

【リリー】「※ね！し　ね！」

善子（空白打ち込んで禁止ワード回避してるし）

善子（メノリをそこまで恨んでるの？）

ザクザク

【ハグ】「ハグハグハグ！」

鞠莉「あははははは！この娘ハグとか言って攻撃してるわｗ」

鞠莉「もうハグじゃないｗ」

善子「笑ってないで魔法打ちなさいよ！」

┌ﾒﾉ┌＾ﾉ｡ ＾ﾘ┐「りこ……よう」

ガシ

【パステノス】「ヘルプ！ヘルプウウウ！！！」

【普通怪獣】「南無、南無」

【リリー】「あら？知らないの？掴み攻撃は掴まれたらお終いよ」

【ハグ】「召喚系スキルで回避するしかないんだ」

【普通怪獣】「掴み攻撃のモーション中はメノリは無敵だから、こっちの攻撃も効かないの」

【パステノス】「そ、そんなあああああ！」

ガブリ

曜「死んじゃったか……ん！？」

曜「死んでない！？」

【†米の騎士†】「ジャストヒールするので掴み攻撃も気にせず攻撃してくださ～い」

鞠莉「え！？ジャストヒールってスキルとかじゃなくて」

鞠莉「プレイヤーのテクニックを使ったアレよね？」

善子「即死攻撃にフレーム単位で合わせて回復するテクニックよね」

曜「難しいって聞いたんだけど……」

ルビィ「しゅ…しゅごい」

ﾒﾉ＾ﾉ｡ ＾ﾘ「ウゴゴゴゴゴ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

【普通怪獣】「あっ！待て！」

【エンジェルビィ】「ひっ！こっちに来ました！」

【†米の騎士†】「クールダウン３０秒かかります！耐えてください！」

曜「あの攻撃モーション、通常攻撃だね」

鞠莉「でもルビィじゃ即死級ね」

善子（そう……そして、あと一、二分で鞠莉さんの魔法がまた撃てる様になってメノリは倒せる）

善子（ルビィを犠牲にすれば……クリアー出来る）

　
　

　
　
　　
　　
善子「例えゲームでも夫である私が、そんな事させないわ！」ｶﾁｶﾁ

【ヨハネ】「『ルビィ、愛してる』」

鞠莉「あ、珍しいわね」

曜「善子ちゃんから結婚特殊スキル使うなんて」

【ヨハネ】「『もう、離さない！』」

グサ

ルビィ「あれ！？ルビィ攻撃されたのに平気です！」

善子「ふっ」

ルビィ「あれ？【ヨハネ】ちゃんの体力がレッドゾーンに！？」

善子「一度だけルビィのダメージをヨハネが背負うの」

ルビィ「善子ちゃん……ルビィの事守ってくれたんだね」

【†米の騎士†】「回復します」

【マイコー】「魔法が打てる様になったわ！くらいなさい！」

ドゴオオオオオオ

（ﾒﾉ´ﾉ｡ ｀；ﾘ）「ひえええええ」ドサ

【普通怪獣】「がおー！がおー！」

【リリー】「これは私なんかじゃない」

【ハグ】「やったああああ！」

【パステノス】「倒したんだね……」

【ヨハネ】「闇に還るがいい」

【マイコー】「ミッションクリアー！」

【エンジェルビィ】「皆さん！有難うございます！」

【†米の騎士†】「またお願いします」

鞠莉「何とかなるものね」

曜「ルビィちゃんが募集してくれた、おかげだね」

ルビィ「えへへへ」

善子「ねぇ、ルビィ」

ルビィ「はい？」

善子「その調子でさ……親に携帯返してもらうように頼んでみたら？」

鞠莉「そうよ、家族ならお願いするのは自由よ」

曜「案外、すぐに返してくれたりして……」

ルビィ「は、はい……やってみます！」

鞠莉「フフフ…今日ので自信ついたみたいね」

～～～～～～
善子（ルビィは、あのあと無事に携帯を返してもらった）

善子（次は絶対宿題や勉強をサボらないという条件つきで）

善子（そして……今は）

【普通怪獣】「がおーがおー！」

【ハグ】「昨日の友は今日の敵」

【リリー】「ごめんなさいね。イベントだから許してね」

【パステノス】「うわああ！【スリーマーメイド】が攻めてきた！」

【マイコー】「ギルドの攻防戦のイベントが始まったから来ると思ったわ！」

【エンジェルビィ】「しょんな……かつては仲間だったのに」

【ヨハネ】「って！そんなシンミリしてないで回復しなさいよ！」

【普通怪獣】「ネトゲでは良くあることだよ。はい飴あげる」

【エンジェルビィ】「わあぁ！有難うございます」

【ハグ】「ちょっと！何やってんの！」

【普通怪獣】「いや～可愛くてつい」

マッキキー】「ちょっと通りますよー」

【猫姫KKE】「ハラショーにゃー」

【ラブアロー】「ポイント貰いますねー」

ガガガガガガ

【マイコー】「ちょ！即死！？」

【リリー】「あれって上位ギルドの【ソルゲ組】じゃ…」

【†米の騎士†】「今日でさらに差を広げさせてもらいます」

【猫又】「ちょっと！そこのポンコツ！キャラが被ってるにゃー！」

【ニコニー】「アンタ達は逃げた方がいいわよ」

【マッキキー】「来たわね！前回のブッブ収穫イベントでは負けて2位だったけど」

【ラブアロー】「今回は勝たせてもらいます」

パステノス】「まずい、まずいギルドランクの一位と二位が争ちゃうよ！」

【マイコー】「巻き込まれたらシャレにならないわよ！」

【ヨハネ】「逃げるわよ！ルビィ！」

【エンジェルビィ】「はい！ヨハネちゃん」

善子（私達は楽しくゲームをしている）

終わり

ありがとうございました

乙でした

乙！すごい良かったよ！

おつおつ

メノノリが男(ネナベ)を襲うなんて
おつおつ

乙
元ネタ知らんがおもしろかったわ