【ラブライブ!】海未「小悪魔女子な私の先輩」
- 2020.04.26
- SS

海未「私なりに少しは勉強しようと思っていたのですが…どの服も値が張るものばかりで…」
海未「これだけのお金があれば、登山用品にお金を回したいと思うのですが」
海未「アイドルたるもの、もう少し着るものにも気を使いなさいと言われてしまっては…頑張らないといけませんね」
海未「それにしても、ファッション雑誌にも色々なコーナーがあるのですね」
海未「ダイエットや美容に関するページや…このページは?」
海未「え…絵里もこのような記事を読むのでしょうか…」
海未「…」
海未「今はちょうど部室に一人っきりですし、少しだけなら…」
海未「小悪魔と言われても…具体的にどのような女性の事をいうのでしょうか?」
海未「見出しには、恋の駆け引きが上手で、計算高く相手を篭絡していくとありますが」
海未「そ…そもそも、私は恋の事なんか知りませんし…」
海未「なにより、れ…恋愛をするなんて、まだ…早いです…」
海未「ですが…絵里は、恋愛をしているのでしょうか?」
海未「絵里がどのような相手とお付き合いしようと、私には関係のない話であって…」
海未「…」
海未「つ…続きはどうなっているのでしょうか」
海未「一つ目は、思わせぶりな発言をする、ですか」
海未「相手に直接好意を伝えるのではなく、思わせぶりな発言に留めておく…」
海未「そのような態度を示すことで、相手の心を弄ぶ…」
海未「具体的には、どのような発言が………載っていませんね」
海未「この雑誌、本当に信じていいのでしょうか…」
海未「物を渡すときに手を握ったり、隣を歩くときに腕を組んだり、隣に座った時に膝をぶつけたり…」
海未「相手に隙があったらふとももにさりげなくタッチしたり…!?」
海未「ふとももに触る時点で全くさりげなく無いと思うのですが…」
海未「そ…それに…相手のそのようなところを触るなんて…は…破廉恥…です…///」
海未「甘え上手といえば…ことりのアレですかね…」
海未「アレをされるとなんとなく断れないといいますか…」
海未「この雑誌…少しは信用してもいいのかもしれません」
海未「少し、肌を出してセクシーな服を着る…///」
海未「私には無理な事ばかりですね…」
海未「しかし…絵里はこのような事を誰かに実践したりするのでしょうか?」
海未「確かに、絵里は美人で、スタイルもとてもいいですし」
海未「この前着た小悪魔の衣装もとても似合っていましたので…きっと相手も喜ぶと思いますが」
海未「は…破廉恥な行為ではあるものの、絵里が好意を持っている相手にするのであれば…」
海未「も…もし…私に………」
海未「私は何を…!?こ…これでは私自身が破廉恥みたいではありませんか…////」
海未「え…絵里!?」
絵里「そんなに驚かなくてもいいじゃない。何かやましい事でもしてたのかしら」クスッ
海未「や…やましい事など…別に…」
絵里「ふふっ、冗談よ。それでその雑誌はどうだった?」
海未「その…勉強になったといいますか…」
海未(そういえば…私が呼んでいたのはファッション雑誌で…)
海未(服のページの事などとっくに忘れてしまいました…)
絵里「あら、別に恥ずかしがらなくてもいいじゃない」
絵里「今は私と海未二人っきりなんだから、ね?」
海未「ふ…二人っきり…///」
絵里「ええ、だからちょっと変な服選んでも大丈夫よ。みんなには内緒にしてあげるからね」
海未「そ…そうですか…///」
海未「い…いえ…大丈夫です」
絵里「そう?なら一緒に読みましょ♪」
海未「え…絵里!?いくらなんでも近いです!」
絵里「だって離れると見にくいじゃない。だからこうした方がいいでしょ」
海未「しかし…膝が…触れていますし…///」
絵里「あら、こんなことで照れてるの?」クスッ
絵里「こんな事じゃ、破廉恥のうちに入らないわよ」クスクス
海未「はぁ…はぁ…ゆ…指で口を塞がないでください……///」
絵里「だって、海未ったら直ぐ『破廉恥です』って言っちゃうんだもの。聞き飽きちゃった」
絵里「それに、これぐらいコミュニケーションの一つでしょ?」
絵里「海未の頼りになる先輩のわがままだって、聞いてほしい…な」
海未「なっ…///」
海未「わ…分かりました…」
海未「す…好きっ!?な…何をいきなり…」
絵里「だって、海未って真面目で厳しいけど、その裏側にはちゃんと優しさがあるって知ってるもの」
絵里「それに、穂乃果の無茶ともいえるわがままを聞いたり、そういう事って海未にしかできない良い所よ」
海未「そ…そういう事でしたか…ありがとうございます」
絵里「私が、海未の事を好きだって」
海未「は…はい!??そんな事ありません!!」
絵里「なら、どうしてそんなに慌てているのかしら?」
海未「絵里が変な事を言うからですっ!!」
絵里「私、変な事なんて言ってないわよ。それに」
絵里「本気だったらどうするの?」
海未「えっ…?な…ななな……//////」
絵里「海未ってそういうリアクションとるから、からかいたくなっちゃうのよ」
海未「え……あっ」
海未「も…もう知りません!!」プイッ
絵里「冗談だって、謝るから許して?」
絵里「あらら、すっかりむくれちゃって。海未の凛々しい顔が台無しよ」
絵里「でも、子供っぽい顔も可愛らしくていいかしら」
海未「そ…その手には乗りません!」
絵里「さっきも言ったけど、私は思った事だけ言ってるのに…」
海未(だ…だから余計に質が悪いんじゃないですか…)
海未「い…嫌です…」
絵里「お願い!この通り謝るから!」
海未「謝ってもダメです!」
絵里「分かったわ…じゃあ私、もう帰るわね」
海未「別に、そこまでしなくても…」
海未「嫌いという訳では…」
絵里「でも、一つだけ覚えておいてね」
海未「何をですか…?」
絵里「海未がどんなに私の事を嫌っていても」
絵里「私は海未の事好きよ」ギュッ
海未「後ろから…抱きしめないで…ください…」
絵里「私は、どんなにきつい練習でも耐えられるけど、海未に嫌われるなんて耐えられないもの…」
絵里「だから、最後にこうさせて…お願い…」
海未「だ…だめっ!!」
海未「私は…絵里の事キライになりませんから…もう止めて…ください」
絵里「本当?」
海未「は…はい…」
海未「えっ…」
絵里「海未が私に歯向かうなんて10年早いのよ」クスッ
海未「あ…ま…また…」
絵里「随分話がそれちゃったけど、海未はどんな服を選んだのかしら?」
海未(もう、この先輩にはかないませんね…)
絵里「ああ、そういう事ね。別に、雑誌のモデルさんと同じ服装をしろっていう訳じゃないの」
絵里「私が聞きたいのは、海未はどういうファッションをしたいのかなって事」
海未「そういう事でしたか…」
絵里「ことりなら海未に似合う服も選んでくれそうだけど、着せ替え人形になるのは目に見えてるもの」
海未「その通りです…本当に大変で…」
絵里「だから、海未が着てみたい服を先に知っておけば、今度買い物へ行った時、海未の服選んであげやすいかなって」
絵里「ことりにも、こういう服が着たいって言う事が出来れば、少しは改善すると思うしね♪」
海未「絵里…ありがとうございます…」
絵里「いいのよ、私も一回体験しちゃったもの…ことりの買い物…」
海未「絵里も被害に…」
絵里「あら、私はそこまで言ってないわ」
海未「あっ…今のは内緒に…」
絵里「ちゃんと分かってるわ。二人だけの秘密よ」
海未「は…はい…」
絵里「例えば…この恋愛相談のページとかかしら?」
海未「よ…読んでません!!」
絵里「ふふっ、そういうところが海未ってかわいいのよ」
海未「え…?」
絵里「そんなに慌てたら、そのページ読んだなんてすぐ分かっちゃうわ」
海未「あっ…」
絵里「小悪魔女子の特集って事は、海未が二人で写真を撮った、にこかしら?」
海未「な…何を言っているのですか!?」
絵里「だって、私達女子高生なんだもの、恋の一つぐらいしててもおかしくないでしょ?」
海未「わ…私には恋愛なんて早いですし…」
絵里「そんな事無いわ、海未って後輩からモテモテなんでしょ?」
絵里「恋って案外身近にあるのよ。本人が気が付かないうちにね」
海未「え…絵里が恋愛の記事を読むという事は…こういう行為をしたい相手がいる…という事ですか?」
海未「ご…ごめんなさい!変な事を聞いてしまって…」
絵里「いるわよ」
海未「え…?」
絵里「だから、私には好きな人がいて、少しでも私に振り向いてくれるならこういう事でもできるの」
絵里「もしかしたら、その人には好きな人がいるのかもしれないの。だから…その人の為なら何でもするわ」
海未(あれ…おかしいです…なんか涙が出てきそうになってきて…)
海未(絵里に…そんな相手がいる…なんて……いや……)
海未(私は…何を…考え……て)
海未(友人の恋路を応援する事は…当然なはずなのに…このような最低なことを…)
海未「は…はい…」
絵里「それはね、今、私の目の前にいる真面目で優しい後輩の事よ」
海未「そ…それって…」
絵里「ええ、どういう事かしらね」フフッ
海未(小悪魔な女性とは…絵里のような女性なんですね…)
海未(そして、その小悪魔のようなあなたに私は……)
海未(心を奪われてしまったみたいです…)
おわり
このえりちはKKE
いいえりうみだった
えりうみ綺麗だ
最高に上質なえりうみ
うみえりいい…
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