【ラブライブ!】ルビィ「千歌ちゃん、幸せになりたくない?」千歌「へ?」
- 2020.05.03
- SS

ルビィ『明日食事に行きませんか?』
千歌『いいよ! 行こう!』
ルビィ『それじゃあ、明日18時にファミレスで』
千歌『うん、楽しみにしてるね!』
翌日
千歌「ちょっと早くついちゃった」
千歌「ルビィちゃんはまだだよね」
千歌「あ、ルビィちゃんからLINEきてる」
ルビィ『もうついてる?』
千歌『うん、ついてるよ』
ルビィ『お姉ちゃんも一緒なんだけど、いい?』
千歌「あ、ダイヤさんも一緒なんだ」
千歌「ダイヤさんのことだから心配だからってついてきたのかな」クスクス
千歌『いいよー』
千歌「あ、ルビィちゃんこっち!」
ルビィ「あっ、千歌ちゃん!」
ダイヤ「……全く恥ずかしいですわ」
千歌「ダイヤさんもこんにちは!」
ダイヤ「ですから、大声を出さないでください」
千歌「あれ? ダイヤさんチカの隣なんだ」
ダイヤ「いやですか?」
千歌「ううん、ただルビィちゃんの隣じゃないんだなーって」
ダイヤ「わたくしはそれほど過保護じゃありませんわよ?」
千歌「え?」
ダイヤ「なんです? その反応」
千歌「う、ううん。なんでも」
千歌「あれ? 梨子ちゃんと曜ちゃん?」
曜「あ、千歌ちゃん、おはヨーソロー!」
ダイヤ「奇遇ですわね」
ルビィ「折角だから一緒に食べよ?」
梨子「え、でも……。いいの?」
千歌「梨子ちゃんたちだったら大歓迎だよ!」
梨子「じゃあお邪魔します」
曜「お邪魔しまーす」
千歌「それでねー」
曜「あはは」
ダイヤ「鞠莉さんらしいですわね」クスクス
千歌「あ、もうこんな時間。そろそろ出ようか」
ルビィ「あ、ちょっと時間いい?」
千歌「ん? いいけど、何?」
ルビィ「ちょっとお話があるの」
千歌「話? チカに?」
ルビィ「なんだと思う?」
千歌「一緒にやってること? うーん、μ’sのライブ映像鑑賞とか?」
ルビィ「ううん、そういうことじゃないの」
ダイヤ「アイドルとは全く関係ありませんわ」
千歌「うーん、じゃあなんだろう……」
梨子「さすがに思いつかないかな?」
曜「まあ、思いついたら逆にすごいかも」
千歌「……へ?」
ルビィ「善法(よしほう)って知ってる?」
千歌「よしほう?」
ルビィ「うん、善法」
ルビィ「ねえ千歌ちゃん」
ルビィ「幸せになる方法、知りたくない?」
ルビィ「運っていうのはね、普段は使っていっちゃうものなの」
ルビィ「そうすると、あとは不幸になるだけ」
ルビィ「でも、堕天使様が不幸を吸収して幸せを分け与えてくれるっていうのが善法」
ルビィ「そのためには朝と晩に勤行、お祈りをしなきゃいけないんだ」
千歌「堕天使様……?」
ルビィ「大地震があって、丈夫な建物の中にいたのに閉じ込められて、助けが来なかったとか」
ルビィ「建物の中にいたって崩れてきたら終わりでしょ?」
ルビィ「極端に言えば地割れが起きてちょうどそこにいておちちゃうかもしれない」
ルビィ「それって結局運だよね?」
ルビィ「そのとき、そこにいたか、いないか」
千歌「そ、そうなんだ」
ルビィ「わからない選択問題をあてずっぽうで書いて当たって受かったって人もいれば、逆にそれで落ちちゃった人だっている」
ルビィ「スクールアイドルもそうだよ」
ルビィ「Aqoursは運よく見つけてもらえて東京の大会に出ることができた」
ルビィ「でも、運悪くルビィたちを気に入ってくれる人はいなかった」
千歌「それは、チカたちの実力だよ……」
ルビィ「もしかしたら気に入ってくれてたのに投票番号を間違えた可能性だってあるよ」
ルビィ「今って物騒だよね」
ルビィ「イスラム国とか、何年以内に首都直下型地震がくるとか、北朝鮮がミサイル撃ったりだとか」
ルビィ「そんな時にね、助かるために善法があるの」
ルビィ「実際、東日本大震災の時にね、善法を知っている人は全員助かったの!」
千歌「全員?」
ルビィ「その場所にいる知り合いに安否確認をして」
ルビィ「あ、助かったんだ、ってなって」
ルビィ「善法を知ってる人は全員助かってたっていうわけなんだ」
ルビィ「なんでこの話を千歌ちゃんにしてるかっていうとね、千歌ちゃんに助かってほしいから!」
千歌「あ、ありがとう」
ルビィ「あ、功徳っていうのはね、勤行を続けると必ずあることで、個人差はあるんだけど必ずあるの」
ルビィ「例えば、宝くじが当たったとか、高校合格した、とか」
ルビィ「勤行をすることで堕天使様が不幸を吸い取って、幸運に変えてくれるの」
千歌「それで、そのやりかたは?」
ルビィ「それを教えてくれるのが、近くにあるんだ」
ルビィ「30分くらいで済むから今から行かない?」
千歌「今から行くの?」
ルビィ「早いに越したことはないの」
千歌「うーん、でもなあ……」
ダイヤ「半信半疑といったところですわね?」
千歌「まあ、うん」
ダイヤ「それで結構ですわ。逆に最初から信じられる人なんていません」
梨子「うん、最初は私も半信半疑だったよ」
曜「でも勤行を続ければ必ずいいことがあるから」
千歌「その教えてもらうのってお金はかかるの?」
ルビィ「かからないよ! ルビィたちだって高校生なんだから、お金あるわけじゃないし」
ルビィ「こういう話ってなんか高いの買わせたりするイメージあるでしょ?」
千歌「壷とか?」
ルビィ「そう、高い壷買わされたとかよく聞くよね?」
ルビィ「あんなのないから。壷にそんな力こもらないよ」
ルビィ「こもったとしても製作者のやる気とかそういったものだけ」
ルビィ「やり方を知ったらあとやるかやらないかは自由」
ルビィ「あ、こんなのあったなって程度に覚えておけばもしもの時に役立つから」
千歌「うーん……」
ルビィ「1回だけ、ね?」
ルビィ「お試しだから」
千歌「……じゃあ、1回」
なるほどね
言われてみればそうか
ダイヤ「ここから歩いて5分くらいのところにお寺がありますので、そこで教えてもらいますわ」
千歌「5分って、花丸ちゃんちのお寺?」
梨子「あ、そうそう。そこで教えてもらうんだよ」
曜「あ、そういえば千歌ちゃん、神社のお守りとか持ってる?」
千歌「あ、うん。これみとねえが買ってくれたの」
千歌「チカはバカだからって、学業成就」
ダイヤ「それはダメですわね」
千歌「へ?」
千歌「神社だから神様?」
ダイヤ「それは昔の話ですわ。今では日本には色々な神がいることになっていますわ」
ダイヤ「キリスト教なども広まって、そのせいで元からいた神様が居場所をなくしている状態なんです」
ダイヤ「そして、神社から神様が追い出され、神社には魔や鬼……。悪魔や鬼が住んでいます」
ダイヤ「悪魔に祈っても、不幸になるだけですわよね?」
千歌「でもさっき堕天使様がどうとか」
ダイヤ「堕天使様は違いますわ。確かに悪魔に心を売ったという印象が強いでしょうけど」
千歌「禁忌?」
ダイヤ「人間に功徳を与えるという禁忌です」
ダイヤ「本来であれば天使は人間を見守るだけで干渉してはいけないのです」
ダイヤ「しかし心優しい天使様は、信仰する人間に干渉をし、不幸を幸運にかえたのです」
ダイヤ「それが原因で堕天したのです」
ダイヤ「どうせ中身は小さい気の札とかしか入っていないので捨ててください」
ダイヤ「思い入れがあるようでしたらわたくしに預けてくれれば処分しますわよ?」
千歌「みとねえにもらったものだから……」
ダイヤ「……まあ今回は大目に見ましょう」
ダイヤ「つきましたわ」
千歌「ここにそんなお祈りするところがあったんだ」
千歌「なにこれ?」
ルビィ「こういう人がお祈りにきたましたーっていう証明だよ」
千歌「でも入信届けって書いてあるけど」
ルビィ「形だけね、実際はそういうのじゃないから」
曜「千歌ちゃんが書けないなら私が書くね、えっと高海千歌、住所は――」
千歌「ちょ、ちょっと曜ちゃん!」
梨子「書かなきゃいけないものだから」
ルビィ「うん。黒澤ルビィ、はんこっと」
ダイヤ「じゃあ、受付をしてきますわ」
千歌「え、ちょっと」
梨子「大丈夫だから」
曜「お祈りするだけだから」
千歌「……」
梨子「そっか、じゃあ私と曜ちゃんは帰るね」
曜「じゃあ、またね千歌ちゃん」
千歌「え、チカも――」
ルビィ「千歌ちゃん、もう受付しちゃったんだから」
千歌「えぇ……」
千歌「数珠と小さい本?」
ダイヤ「ルビィ、説明」
ルビィ「うん。こっちの数珠が上下で3本と2本になってるのわかる?」
千歌「うん」
ルビィ「3本の方で、1つだけ小さいのが頭、他2つが腕、下の方は足ね」
ルビィ「つまりこれは人の形を現してるの」
千歌「じゃあもし壊れちゃったらどうなるの?」
ダイヤ「それは大変なことですわ。勤行をして壊れてしまったのなら仕方ありませんが、振り回して壊れたりでもしたら大変です」
ダイヤ「絶対壊さないでくださいね?」
ダイヤ「あ、わたくしちょっと電話を――」
千歌「こっちの小さい本は?」
ルビィ「そっちは勤行のお祈りする文章が書いてあるからそれを読み上げるの」
ルビィ「初心者用のやり方があるからまずはそれをやってね」
ルビィ「ここまできたらここまで飛んで――」
ダイヤ「そろそろ時間ですわ、移動しましょう」
ルビィ「うん。ついてきてね」
千歌「……うん」
ダイヤ「では、入ったらまず礼を」ペコッ
ルビィ「」ペコッ
千歌「あ、はい」ペコッ
ダイヤ「ではそこに座って、あ、数珠と要典は直接畳に置かないように、そうですわね、ハンカチの上などに置いてください」
千歌「うん」
千歌「あ、鞠莉ちゃんと果南ちゃん……」
ダイヤ「あの2人も千歌さんと一緒に教えてもらうみたいですわね」
千歌「……」
千歌「善子ちゃんの像!?」
ルビィ「ううん、堕天使ヨハネ様だよ」
ダイヤ「あの像の上に鳳凰堕天使経と書いてあるでしょう?」
ダイヤ「あれは文字にはうんぬんかんぬん」
花丸「でははじめるずら」
ダイルビ「」ペコッ
千歌「花丸ちゃん!?」
ルビィ「しっ、静かに」
ダイヤ「正座で、あの像を見ながら唱えるんですのよ?」
花丸「ドッキリ大成功ずら!」
千歌「…………」
千歌「へ?」
ダイヤ「まったく、こんなことに付き合わされる身にもなってください」
鞠莉「シャイニー☆ 良い絵が取れたよ」ニコニコ
鞠莉「ずっとストーキングしてたんだけど気付かなかった?」ニコニコ
果南「鞠莉がどうしても千歌にドッキリかけるんだーって聞かなくてさ」
千歌「ど、ドッキリ……」ヘナヘナ
千歌「善子ちゃん、いたんだ……」
花丸「もうドッキリは終わりずら」ビシッ
善子「いたっ」
千歌「よかった、みんなが変な宗教にはまっちゃったのかと思っちゃった……」グスン
果南「こめんね、千歌」ナデナデ
梨子「わ、私は止めたんだよ!?」
曜「結構ノリノリだったくせに」
梨子「やるからにはって思って!」
千歌「うえええええん、ルビィちゃあああああん」ギュッ
ルビィ「ぴぎぃ!?」
千歌「よかった、ルビィちゃんが変なのにはまってなくて……」
ルビィ「怖がらせちゃってごめんなさい……」
千歌「ううん、チカもルビィちゃんのこと怖いって思っちゃったから――」
千歌「いつまでもチカの大好きな純粋なルビィちゃんでいてね」ギューッ
ルビィ「うんっ!」
ルビィ「その分ルビィが千歌ちゃんを幸せにしてあげるね!」
千歌「へ……?」
ダイヤ「なっ……!」
鞠莉「Oh,ルビィだいたーん」
ルビィ「あ、ちがっ! そうじゃなくて! 練習後にマッサージしたりとか――」
千歌「ふ、ふつつかものですが……」
ルビィ「ぴぎぃっ!?」
ダイヤ「お姉ちゃんはそんなの認められませんわ!」
おわり
顕○会とやらです。
以前急に話しかけられて翌日だったかな?に車で飯食いに行く予定が会館とやらに連れて行かれました。
最初は俺と紹介者の2人で会う予定だったんだけど直前で「2人知り合い連れて行きます」って言われて、結局来たのは合計4人だった。
怪しいなと思ってからは名前と住所、電話番号全て偽ってて、入信届け書くときも身分証とか求められなかったから全部偽ってとりあえず祈ってきた。
祈った後は俺じゃない架空の人物が入信してたよ、正座きつかった。
電話番号がたまたま一致しちゃった人がいるかもしれないからその人はごめんよ……。
今顕○会の勧誘多いらしいから気をつけてね、いくら仲良くなったからといって車に乗ったら終わりです。
この為だけに製作されたヨハネ像
年末ガキ使の黒光りガースー像みたいなの想像して吹いた
善子に金メッキ塗って仕立ててるイメージ
ヨハネ肇
咄嗟に偽名とか使えるのすごいな俺も覚えとこ
妙にリアルだと思ったらやっぱ実話を元にしてるのか。
逃げられなくなるからな
怖いからやめれww
途中いきなり金持ち自慢されたからキレて帰ったけど
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