【ラブライブ！】穂乃果「おさんぽっ！」【μ’ｓ幼稚園】

穂乃果「ー♪」ﾃｸﾃｸ

穂乃果「どこにいこうかな？」ﾃｸﾃｸ

穂乃果「えへへー♪おさんぽおさんぽー♪」

―音ノ木坂幼稚園―

海未「えりせんせー」

ことり「えりせんせー」

絵里「どうしたの、海未さんにことりさん？」

ことり「ほのかちゃんがいないのー」

絵里「……え？」

海未「ほのか、いなくなりました」

絵里「………いなくなった？」

ことり「うん」

海未「いろいろさがしたけど…」

絵里「いなかったの？」

ことり「いなかったー」

絵里「なんでまた……」

幼稚園きたあああああ

ことり「どこにいっちゃったのかなー？」

絵里「とりあえず二人ともクラスに行きましょうか」

海未「クラスー？」

ことり「クラスにもいなかったよー？」

絵里「まぁまぁ。とにかく行こうねー」

海未「はい」

ことり「はーい」

凛「つる！つる、できた！！」

花陽「きれいに折れたね、凛ちゃん」

凛「にゃー♪」

真姫「…できた」

花陽「真姫ちゃんも上手ねー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

真姫「えへへ」

凛「あー！りんもなでてなでてー」

花陽「はいはーい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

凛「あー！えりせんせー！」

絵里「あっ、花陽。丁度いいところに」

花陽「？どうかしましたか？」

絵里「ちょっと職員室に」

花陽「？」

海未「ほのか、しょくいんしつー？」

絵里「えーと……海未さんにことりさんはここで待っててもらえる？」

ことり「うん。いーよー」

絵里「ありがとね」

凛「うみちゃん、ことりちゃん！おりがみしよ！おりがみっ！」

真姫「おりがみ」

ことり「さんせー♪」

花陽「ふふ♪」

絵里「じゃあ花陽…ちょっと」

花陽「あっ、はい」

なるほどこのシリーズか

―職員室―

花陽「何かあったんですか？」

絵里「……穂乃果さんがいなくなったわ」

花陽「……はい？」

絵里「まだ私も海未さん達から聞いただけなんだけど…」

花陽「いないって言うのは園から…？」

絵里「そうみたい」

希「それはたいへんやなー」

絵里「……」

花陽「えっと…希ちゃんはなんでここに？」

希「えりちーせんせーとかよせんせーがこそこそしとったからついてきたー」

絵里「…そう」

希「そうなんよー」

絵里「まぁいいわ。どうせ希さんには伝える予定だったし」

希「？」ｷｮﾄﾝ

花陽「ところで穂乃果ちゃんですけど」

絵里「えぇ、私とにこで探しに行くわ」

花陽「そういえばにこ先生は」

希「ウチがよんでこようかー？」

絵里「お願いしていい？」

希「まかされたでー」

花陽「お願いねー」

希「はーい」

絵里「恐らく穂乃果さんのことだから」

花陽「平気で外に出てそうですね」

絵里「でしょ？だから私とにこで外を回るとして」

花陽「私は子どもたちを見てればいいんですね？」

絵里「そういうこと」

花陽「分かりました。任せてください」

絵里「出来れば園内も回ってくれるかしら？」

花陽「わかりました」

絵里「あとはにこだけど…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

希「つれてきたでー」

にこ「何々ー？絵里ちゃんたちはにこがいないと何もできないのー？」

絵里「よし。じゃあ行くわよ、にこ」

にこ「…どこに？」

絵里「そうだ。希さん」

希「なにー？」

絵里「希さんは、花陽先生と一緒に幼稚園の留守を守ってもらいます」

希「ウチ、おるすばんー？」

にこ「ねぇ。まだ話が見えてこないんだけど」

絵里「そうよー。引き受けてくれるかしら？」

希「まかされた！」

にこ「おーい？」

花陽「よーし。じゃあ、クラスに行こうか、希ちゃん！」

希「れっつごー♪」

絵里「お願いねー」ﾌﾘﾌﾘ

にこ「……」

絵里「じゃあ行きますか」

にこ「だからどこかって聞いてんのー」

絵里「外」

にこ「…いいや。行きながら教えて」

絵里「と言われても行き先は分かんないんだけどね」

にこ「…？」

穂乃果「ふんふーん♪」

穂乃果「あっ！ちょうちょだ！」

穂乃果「まてまてー！！」

穂乃果「てりゃー♪」

ﾀｯﾀｯﾀｯ

にこ「穂乃果ちゃんがいなくなった？」

絵里「そうなの」

にこ「だからにこ達がこうして外に出てると？」

絵里「そういうことよ」

にこ「ふーん？でも穂乃果ちゃんなら勝手に戻ってきそうだけどね」

絵里「そういうわけにもいかないでしょうが」

にこ「そりゃそうか。こっちは子どもを預かってる身だもんねー」

絵里「そうそう」

にこ「そう言えば、お家には連絡したの？」

絵里「したわー。今、お母さんも心当たりを探してるとこ」

にこ「んで、にこ達は今どこに向かってるの？」

絵里「とりあえず遠足で行った公園かな」

にこ「まぁその辺りが無難か」

絵里「園児の足だしそう遠くには行けないだろうからねー」

凛「にゃー！うみちゃん、それなにー？」

海未「かぶとです」

凛「かぶとー？」

海未「これはこうして…よいしょ」

凛「ぼうしみたい！」

海未「かぶれ「りんもつくるー！」

海未「じゃあ、いっしょにつくる？」

凛「うん！おしえて！」

海未「ふふ。いいですよ」

凛「にゃー♪」

ええよええよ

はよはよ

癒される

花陽「凛ちゃんは海未ちゃんに任せておいてもよさそうね」

希「やんなー」

真姫「はなよせんせー」ｸｲｸｲ

花陽「なぁに、真姫ちゃん？」

真姫「にこせんせーはー？」

希「にこっちせんせーは おでかけしとるんよー」

真姫「おでかけ……」

希「やから もどってくるまでウチとあそぼーなー？」

真姫「うん。のぞみちゃん、おりがみ」

希「いっしょにおろー♪」

真姫「うん」

花陽「希ちゃんは頼りになるなー」

ことり「かよせんせー」

花陽「おっ。ことりちゃん丁度いいところに」

ことり「なにー？」

花陽「どの辺りを探したのか教えてくれない？」

ことり「ほのかちゃんをさがしたとこー？」

花陽「そうそう」

ことり「いいよー。まずはこっちー」ｷﾞｭｰ

花陽「あっ。ちょっと待って、ことりちゃん」

ことり「ー？」

花陽「希ちゃん、ちょっと回ってくるからみんなをお願いねー」

希「はーい」

花陽「よし。じゃあ行こうか」

ことり「うんっ」

人選が素晴らしい

穂乃果「ふんふん♪」

穂乃果「ふふふーん♪」

休憩か

はよ

はよ

かってきたからたべる

体力つけるんですよ

ｸﾞｰ

穂乃果「えへへー。おなか なっちゃったー」

穂乃果「きょうの きゅーしょく なんだろなー？」

穂乃果「おにくがいいなー♪」

絵里「穂乃果さーん？」

にこ「おーい。穂乃果ちゃーん！」

絵里「うーん……公園にはいないか」

にこ「絵里ちゃん。他に心当たりは？」

絵里「この近辺で穂乃果さんが行くようなところ…」

にこ「案外お家に帰ってたりとか？」

絵里「でもいつもバスだから道分かんないと思うわよ？」

にこ「……それもそうか」

絵里「どうしよう……私が目を離してたから…」

にこ「もう！今はへこんでてもどうしようもないでしょ？」

絵里「にこ…」

にこ「一刻も早く穂乃果ちゃんを見つけるにこ！」

絵里「……そうね」

穂乃果「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

穂乃果「……あれ？」

穂乃果「………どこ？」

穂乃果「…………」

穂乃果「……えりちゃんせんせー」ｸﾞｽｯ

かわいい
保護したい

絵里「とはいえどこを探せばいいのやら」

にこ「穂乃果ちゃんだったら知らない道とか関係なくどんどん進んじゃいそうだけど」

絵里「……それもそうね」

にこ「もうさ、手分けして探そうよ。にこは駅方面に行く」

絵里「じゃあ私はもう少し先に行ってみる」

にこ「何か分かったら連絡してねー」

絵里「うん……」

にこ「…あぁもう！ウジウジしない！」

絵里「にこ…」

にこ「絵里ちゃんがウジウジしてどうすんの。実際に迷子になって泣いてるのは穂乃果ちゃんかもしれないんだよ？」

絵里「………」

にこ「そんときに絵里ちゃんがよしよししてあげないで誰が穂乃果ちゃんを泣きやませるのさ？」

絵里「………」

にこ「分かったら今絵里ちゃんにできることをする！」

絵里「……うん！ありがと、にこ」

にこがしっかりしてて感動した

―――――――――

ことり「ここもー」

花陽「いろいろ探してくれたんだねー」

ことり「うん。でもどこにもいなかったからー」

花陽「だから絵里先生に教えてくれたんだね」

ことり「そー」ｷﾞｭｰ

花陽「穂乃果ちゃんのこと、心配？」

ことり「……うん」ｷﾞｭｰ

花陽「安心して。今、絵里先生達が探しに行ってくれてるから」

ことり「…うん」

にこ「穂乃果ちゃーん！」

にこ「……」

にこ「いないな」

にこ「一回電車使ったことあるからもしやと思ったけど」

にこ「さすがに駅の方じゃなかったか」

にこ「となると絵里ちゃんの方だね」

にこ「…」

にこ「まったく……人騒がせなんだから」

絵里「おーい！穂乃果さーん！」

絵里「いないのー？」

絵里「……ん？」

絵里「…あれは」

穂乃果「ぐすっ……」zzz

絵里「もう……なんてとこで寝てるのよー」

絵里「公園のベンチで寝るなんてまったく……」

絵里「でも安心したー」

穂乃果「……」zzz

絵里「こんなとこまで歩いてくるなんてねー」

穂乃果「……ぐす」zzz

絵里「気付いたら一人知らないところにいて怖くなった……そんなところ？」

穂乃果「……」zzz

絵里「本当に心配したんだからねー？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

穂乃果「ん…えりちゃんせんせー……」zzz

絵里「私はここですよー？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

穂乃果「………った」zzz

絵里「んー？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

穂乃果「……ー」zzz

絵里「………そだ。にこ達に連絡しないと」

穂乃果「んん……」

絵里「起きたー？」

穂乃果「えりちゃんせんせー…？」

絵里「そうよー」

穂乃果「……ぐす」ｳﾙｳﾙ

絵里「心配したのよー？」

穂乃果「ふわぁーん！」ﾀﾞｷｯ

絵里「よしよーし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

穂乃果「ひっぐ……せんせー………！」ｷﾞｭｰ

絵里「うんうん。もう大丈夫だからねー」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

かわいすぎるぜ

穂乃果「……」

絵里「落ち着いた？」

穂乃果「…うん」

絵里「じゃあ幼稚園に帰ろっか？」

穂乃果「……うん」

絵里「よし。じゃあ行きましょう」

穂乃果「……だっこー」

絵里「うーん…まぁいっか」

穂乃果「えへへー♪」

絵里「一応聞いておくわね？」

穂乃果「なにー？」

絵里「どうして一人でこんなところまで来ちゃったの？」

穂乃果「えと……」

絵里「うん？」

穂乃果「きづいたら……」

絵里「そう。悪気はなかったのよね？」

穂乃果「ほのか、わるいことした？」

絵里「みんなを心配させたからねー」

穂乃果「……ほのか、わるいこ？」

絵里「でも穂乃果さんも一人だって分かったとき怖かったでしょ？」

穂乃果「うん……もうせんせーたちにあえないかもって」

絵里「ならもうこんなことはしないって約束できる？」

穂乃果「やくそくするっ！」

絵里「ふふ。いい子ね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

穂乃果「……えりちゃんせんせー、あのね」

絵里「なぁに？」

穂乃果「しんぱいかけて ごめんなさい」

絵里「おっ、自分から言えたわね」

穂乃果「ほのか、えらい？」

絵里「偉いわ。とーっても偉い」

穂乃果「えへへ…♪」ｷﾞｭｰ

絵里「でも本当に無事でよかったわ」ｷﾞｭｰ

穂乃果「……うん」

絵里「今度からは気を付けてよね？」

穂乃果「うん！」

「おっ、いたいた。おーい！」

穂乃果「あー！にこちゃんせんせーだー」

絵里「本当だ」

穂乃果「ほのか、にこせんせいーにもあやまらないと」

絵里「そうね」

穂乃果「えりちゃんせんせー、おろしてー」

絵里「あら、もう抱っこは大丈夫なの？」

穂乃果「うん！」

絵里「よいしょ。これで穂乃果さん、完全復活ね」

穂乃果「うん！えりちゃんせんせー しゃがんでー」

絵里「こう？」

穂乃果「うん！えりちゃんせんせー、ありがとー♪」ﾁｭｯ

絵里「ふふ。どういたしましてー」ｷﾞｭｯ

にこ「…にこ、お邪魔だったみたいだね？」

凛「にゃー……」ｳﾄｳﾄ

海未「ふわぁ……」ｳﾄｳﾄ

花陽「二人とも眠い？」

凛「んー……へいきー」

海未「まだだいじょーぶです……」

花陽「とてもそうは見えないけどなー」

真姫「のぞみちゃん、せみできたー」

希「おー。まきちゃん、じょーずやなー」

真姫「へへ」

ことり「あー！」

凛「にゃ！？」

海未「っ！？」

ことり「かよせんせー！みてー」ｸｲｸｲ

花陽「おっ。帰ってきたねー」

ことり「うんっ♪」

ことり「ほのかちゃーん！」ﾀﾞｯ

海未「ほのかみつかった？」

花陽「ほら、海未ちゃん。お外見てごらん？」

海未「ほんとだ！」ﾀﾞｯ

凛「なんのことー？」ｷｮﾄﾝ

真姫「あー。にこせんせー、かえってきた」

希「えりちせんせーも かえってきたでー」

花陽「無事だったみたいだね」

凛「なんでほのかちゃん、おそとからかえってきたのー？」

真姫「……なんでだろ？」

ことり「ほのかちゃーん！」

海未「ほのかっ！」

穂乃果「ことりちゃん！うみちゃん！」

ことり「よかったー」

海未「しんぱいした」

絵里「ほら、穂乃果さん。どうするんだっけ？」

穂乃果「ごめんね、ふたりとも」

ことり「いいよ！」

海未「うん。きをつけてください」

穂乃果「うん！あそぼ！」

ことり「さんせー♪」

海未「ふたりとも、きゅーしょくのじかんです」

絵里「あら？もうそんな時間なのね」

穂乃果「おにく！？」

にこ「それは後のお楽しみだよー」

めでたしめでたし

乙

乙
癒された