【ラブライブ!】にこ「道端で百万円ひろったニコ!これでUTXに入れるニコ!」
- 2020.03.21
- SS

にこ「す、凄い…周りの子、みんなお嬢様みたいな子ばっかり。にこ、周りに溶け込めないよ…」
ツバサ「あなた緊張してるの?かわいいわね」
にこ「あ、あなたは」
ツバサ「私は芸能科の綺羅ツバサよ。アイドルを目指してるの」
にこ「わ、私は矢澤にこよ。奇遇ね、私も芸能科なの。あなたとはライバルになるわね」
ツバサ「ふふっ、なんか小悪魔みたいな子ね。でも一度きりの高校生活は楽しみたいし、仲良くしたいものだわ」
にこ「馴れ合いはお断りだけど、あなたが望むならそうしてもいいわよ」
~二年半後~
にこ(ラブライブ東京地区予選は音ノ木坂のμ’sが突破か…あのツバサたちに勝つなんてね)
ツバサ「にこちゃん、何か考え事?」
にこ「あっ…ツバサ…残念だったわね」
ツバサ「いいのよ…あの8人のライブを見て、負けたことは納得してるし、わだかまりは無いわ」
にこ「いさぎよいのね…」
ツバサ「…でもね、あのライブ、私は何か足りないものがあると思っているの」
ツバサ「…にこちゃん、あなた、本当は音ノ木坂に行くはずだったのよね」
にこ「そうだけど…えーと、う、家の事情でね、入学金がたまたま上手く用意できて」
ツバサ「…私、あのメンバーの中に、にこちゃんがいないとおかしい、そんな気がするの」
にこ「えっ?にこが?」
ツバサ「そう。9人いないとおかしいって。…変なこといってごめんなさい。でもなんとなく、そう思うの」
にこ「にこは…UTXに入ったけど、ずっと二軍で上に上がれず、A-RISEのメンバーとして一度もステージに立てなかった。そんな私が、音ノ木坂だったらスクールアイドルとして成功していたと、ツバサはそう言いたいの?」
ツバサ「おかしな話だけど…もしにこちゃんがあの8人と一緒にいたら…いえ、いないとおかしいって、そういう気がするの。不思議よね」
にこ「にこは…にこなんか、どこにいても、どうせダメだよ。この二年半でよく分かった。にこはスタイルも良くないし、歌もダンスも上手くならない。…こんな落ちこぼれのにこに、芸能科トップのツバサはなんでいつも話かけてくれるの」
ツバサ「それは…私とにこちゃんって、似てるから」
にこ「似てる?どこが?アイドルとして、トップと底辺じゃない。どこが似てるのよ!」
ツバサ「にこちゃん…私がこう言うのもなんだけど、アイドルに一番大切なのは、歌やダンスの技術じゃなくて、アイドルへの想いだと思うの。人一倍、歌とダンスの練習をしてきた私がそう思う。だからアイドルには夢があるの」
にこ「夢…」
ツバサ「そして、にこちゃんはアイドルへの強い想いを持っている。私でも勝てないくらい。…にこちゃん、あなた、アイドルを諦めてないでしょ?」
にこ「にこは…そうだよ、諦めてないよ!この二年半の間、にこは何も出来なかったけど、でもにこはまた終わってないわ!」
ツバサ「ふふっ…それでこそ、私の大切な友達、矢澤にこよ。夢を諦めないでね、これからも出来る限り応援するから」
にこ「ツバサ…ありがとう。…にこ、UTXに入ったこと、後悔しないよ。ここで得たものは、UTXを出てもきっと役に立つと思うから」
ツバサ「そうね…私も、にこちゃんに出会えてよかった。私の大切な小悪魔だもん」
にこ「こらぁツバサ、にこはいつかみんなを笑顔にする大天使になるんだから!いつまでも小悪魔じゃないわよ、うふふっ」
終わり
うっ…
にこ「昨日ここあが食べたいって言ってたイチゴを買って来たニコ!」
こころ「ほんとですかお姉さま!うれしいですわ」
ここあ「やったー!にっこにっこに~」
にこ「ふふふ、これが最高級のイチゴ、美人姫よ!じゃーん!」
こころ「え…これ、イチゴなんですか?」
ここあ「すっげー大きいな…おにぎりくらいある…」
にこ「もう洗ってあるわ、さっそく食べなさい」
ここあ「あ、うん…」
こころ「いただきまーす」
にこ「どう、美味しいかしら?」
こころ「とっても甘くて美味しいですわ、お姉さま」
ここあ「美味しいけど…イチゴって、もっとかわいいのイメージしてたな…」
にこ「ちょっと大きすぎたかしら…3パックあるけど、全部食べられる?」
こころ「ごめんなさいお姉さま、一個で十分です…」
ここあ「もう食べられないよ…」
にこ「余っちゃうわね…どうしよう。…あ、そうだ!」
穂乃果「今日もパンが美味い!」モシャモシャ
にこ「穂乃果!あなた、イチゴが好きだったわよね」
穂乃果「え?あ、そういう設定だったね」
にこ「せっていー?」
穂乃果「いやーほら、一応アイドルだし、好きなものがパンじゃ変だから、かよちんじゃあるまいし」
にこ「…。まあいいわ、デザートにこれあげる」
穂乃果「うわーすごい大きいイチゴだね、初めて見たよ」
にこ「美人姫よ。ほら、食べなさい」
穂乃果「どれどれ…うひょっ、甘くておいしーい」
にこ「まだまだあるわよ」
穂乃果「えっ…そんなに食べられないよ」
にこ「はぁ…しょうがない、残りはジャムにでもしようかしら」
絵里「ジャムと聞けば黙っていられないわ」
にこ「絵里!?いつのまに」
絵里「ジャムはロシアンティーに欠かせないのよ。私が頂くわ」
絵里「あ、ジャムは中に入れるんじゃなくて舐めながら飲むのが本場ロシア風なのよ」
にこ「ガルパンでカチューシャが言ってたわねそれ」
絵里「あら、にこってアニメ見るのね。今度私のブルーレイのコレクション貸してあげるわ、ところで今期は何見てるの?夏アニメはいまいちだったわねでも秋は大作が控えているし」
にこ「結構です。うちノートPCについてるDVDドライブしかないし」
終わり
それが起爆剤となり数年後大ブレイクすることになる矢澤
ちなみにA-RISEはμ’sに負けたことで評価を落とし、卒業後も活動を続けるが幾許もしないうちに消えてしまった・・・・・・
―――とある音楽番組にて
Q. 矢澤にこさんもスクールアイドル活動をしてたんですよね?
にこ「はい。でも、私はずっと2軍で、ついにステージに立つことはなかったんです」
にこ「だから、とても緊張しました。まさか伝説のスクールアイドルであるμ’sとの共演の話が来るなんて・・・・・・」ウルウル
Q. それにしてはユニット名が『矢澤μ’s』ってノリノリ過ぎやしませんかw
にこ「ぐっ・・・!? それは・・・・・・」
希「当たり前やんなぁ? 芸能活動ではにこっちの方が先輩なんやしwww」
海未「全宇宙No.1アイドルである矢澤先輩の名前を先頭につける以外の選択肢はなかったのです・・・・・wwww」
にこ「ちょっとあんたたち!? それじゃまるでにこがいっつも先輩風吹かせて偉そうにしてるみたいじゃないの!!!」
ことり「え? 違うの(・8・)?」
にこ「コラーーーーー!!!!」
Q. wwww。とても仲が良いんですね
花陽「最初はみんなとっても緊張してたんです。多分、にこちゃんも」
絵里「でも、にこから言ってくれたんです『μ’sは先輩禁止なんでしょ?』って」
凛「凛たちみたいなスクールアイドルにも気を遣ってくれるなんて、やっぱり本物のアイドルは凄いって思いました!」
にこ「・・・・・・///」
にこ「そりゃあもう! なんたって全宇宙No.1アイドルである私がついてるわけだしね」
真姫「ま、それはともかく。今回私達が歌ってた曲とにこちゃんの曲を9人で歌うために少しアレンジしたのだけれど」
穂乃果「それが大成功だったんだよね!!」
真姫「そうなのよ、まるで最初から9人で歌うために作ったかのようにしっくりくるのよ」
穂乃果「これからのステージを見てもらえればわかるけど、今までにこちゃんが居なかったのが逆におかしいくらいなの!!」
にこ「えっ・・・!?」ジワッ
――(ツバサ「…私、あのメンバーの中に、にこちゃんがいないとおかしい、そんな気がするの」)
(にこ「えっ?にこが?」)
(ツバサ「そう。9人いないとおかしいって。…変なこといってごめんなさい。でもなんとなく、そう思うの」)――
にこ「(あなたの言った通りになったよ・・・ きっとあなたにも負けないアイドルにも成れた・・・)」ボロボロ
穂乃果「!? にこちゃんどうしたの」 にこ!にこっち!にこちゃん!にこ!ヴェェ!にこちゃん!ドウシチャッタノォ!
にこ「違うの・・・なんでもないの・・・・・ただ感極まったっていうかね・・・えへへ、にこっ!!」
いつの日からか、電話が通じなくなった。メールやチャットでの返事も散漫でそっけないものになっていき、いつからかそれすらも途絶えた。
復権をかけた多忙な時期の過干渉は迷惑以外の何物でもないと自重していた。しかし、あるとき異変に気がつく
――A-RISEが、 どこにも居ない
東京中のどの劇場やライブハウスにもA-RISEの札がかかることはなくなっていた。TVはもちろんネット番組やラジオでの活動の痕跡も一切なかった。
県外のイベントであっても、関連するものは片っ端から調べた。しかし、どこにもA-RISEの文字は無かった。
にこだけではなかった、コミュニティサイト、個人ファンサイト等、全国に散らばるA-RISEファンたちも全く足取りを見失っていた。
更新の止まった公式サイトに書き込まれていたファンからの待望の言葉も、長らく新たに書き加えられることは無くなっている。
かつてそれらを書き込んだ者たちの意識も、このままではやがて薄れて他のものと混ざって消えていくのだろう。
A-RISEは文字通り日本から消えたのだった。
にこ「(μ’sとの共演はかけがえのない経験になったし最高に楽しいよ・・・・・・でも・・・・・・!)」
にこ「(私が本当に一緒にステージに立ちたいのは・・・・・・! 今の私ならその資格があるはず・・・・・・!! なのに・・・・・・・)」
にこ「(ツバサ・・・・・・。どこに行ってしまったの・・・・・・?)」
みたいな感じで続き頼む
・なぜA-RISEが消えたのか、そしてその真意とは
・ツバサと再開したにこの会話
あたりは思い浮かんでんだろ、俺らには無理だよ
あきらめんなよ
こっちの台詞だよwwww
はよ
LOVELESS LIVE-XENOGLOSSIA-
が始まり復讐とにことの友情との間で板挟みになるツバサが見れるなんて感激です!
もう少し頑張ってくれ
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