【ラブライブ!】絵里「恋かも」
- 2020.04.01
- SS

絵里「!」ズキュゥゥゥン
絵里「…………」
海未「?」
真姫「?」
海未「絵里のパートですよ?」
絵里「……え?ああ、ごめんなさい///」
真姫「どうしたのよ、口開けてポカーンとして?」
絵里「ちょ、ちょっと考え事をしちゃって」
真姫「もう一回頭からやるわよ」
海未「はい」
胸を撃ち抜かれた様な、体中に電流が流れた様な感覚
海未の歌声に心奪われるなんて……
見惚れてた。
海未って、あんなイケメンだったかしら?
真姫「いくわよ」
真姫「Three,two,one,zero! ここで登場 見てなさい 私の本気♪」
真姫「スリルと美意識で勝つのよ必ず♪」
海未「優しげな言葉ささやく 偽の可愛さじゃなくて♪」
絵里「冷たく強く守らなきゃ 大切なモノ達♪」
三人「弱きモノ達♪」
…………
絵里「今日はこの辺にしましょうか」
海未「はい」
真姫「そうね」
海未「絵里……」
絵里「あっ、海未///」
海未「良いじゃないですか」
こんな積極的にされたら断れない……
絵里「う、うん///」
海未「では……」
ちゅっ
私、海未とキスしてる
海未「柔らかい唇ですね」
絵里「そんな///」
――――――
絵里「夢……?」
絵里「何て夢を見てるのかしら///」
絵里「夢の中とはいえ、海未とキスしちゃうなんて///」
絵里「何でこんな夢」
絵里「心臓のドキドキが止まらない///」
亜里沙「お姉ちゃん、どうしたの?」
絵里「な、何でも無いわよ///」
亜里沙「そう?顔赤いよ?」
絵里「きっと寝てて暑かったのね///」パタパタ
海未「おはようございます」
絵里「!」
絵里「お、おはよう///」
あんな夢を見た後じゃ、恥ずかしくて海未の顔まともに見られないじゃない
海未「どうしたのですか?」
絵里「い、いや何でもないの///」
確かに海未は可愛いし、キスされる夢も嫌じゃ無かった
歌ってる姿も格好良かったし
遠くから海未を見つめる
海未の唇、夢の中で私に……
絵里「……///」ボーッ
海未「?」
絵里「///」ササッ
視線に気付かれ、慌てて視線をそらす
結局この日は、海未とまともに喋れなかった
絵里「変な夢見たからって意識しすぎよね」
絵里「たまたま夢に海未が出てきたってだけよ」
絵里「さー、寝よ寝よ」
絵里「……zzz」
――――――
海未「眼、閉じて下さい」
絵里「う、うん///」
ちゅっ
海未「絵里の唇は魅力的です」
海未「何回でもキスしたくなります」
ちゅっ
――――――
絵里「ま、また夢///」
絵里「また海未とキス///……」
絵里「しかも夢に出てくる海未は何でイケメンになってるのよ///」
絵里「違う、違うのよこれは」
絵里「そう。寝る前に思い出しちゃったからよ」
絵里「平常心、平常心……」
絵里「……zzz」
――――――
海未「絵里の肌、白くて綺麗です」
絵里「恥ずかしい///」
海未「大きい、絵里の胸」
絵里「やっ、そこっ、だめぇ…」
――――――
絵里「ハッ!!」
絵里「また夢に海未が……」
絵里「しかもHな事まで///」
絵里「んも~、何なのよこれ///」
絵里「もう朝……」
絵里「まともに寝られなかったわ」
にこ「随分寝むそうね」
希「寝不足なん?」
絵里「ちょっと色々あって寝られなくって」
にこ「ふーん」
絵里「……同じ様な夢を見るってどう思う?」
にこ「同じ様な夢?」
希「欲求でも溜まってるんじゃないん?」
絵里「欲求?」
希「そう。欲求が強すぎて夢にまで出てくるって事」
にこ「私もたまにあるわよ?」
にこ「好きなアイドルの事を想ってたりすると夢に出てきたりとか」
絵里「へー」
にこ「でも、必ずしも欲求が夢に出るとは限らないと思うけど」
絵里「えーと……」
絵里「ある人とキスとかしちゃったりする夢なんだけど///」
にこ「……あんた欲求不満なんじゃない?///」
絵里「そんな事ないわよ///」
希「ある人ってのは?」
絵里「そ、それは秘密よ」
にこ「秘密って事は、私達も知ってる人ね」
絵里「違うわよ///」
希「その人の事好きなん?」
絵里「そ、それは……」
にこ「キスする夢見るくらいなんだから、そうでしょうね」
絵里「そうなのかしら?///」
海未「絵里、柔軟やりましょう」
絵里「う、うん」
私が海未を好き?
欲求って事は、私は海未と……
隣に海未が居る
それだけで、この胸のドキドキ
こんなに気持ちが高ぶるなんて
自分の中で熱いものが広がっていくのが分かる
…やっぱり私、海未の事が好きなんだわ
絵里「わっ!」
海未「絵里の番ですよ?柔軟」
絵里「うん」
絵里「あ、あれ……」クラッ
海未「絵里?」ガシッ
海未「大丈夫ですか?」
花陽「どうしたの?」
海未「急に絵里が倒れてしまって」
凛「絵里ちゃん大丈夫?」
にこ「そう言えば寝不足とか言ってたわね」
希「そうやな」
真姫「そうなんだ」
穂乃果「保健室に運ぼう」
海未「私がおんぶしていきます」ヨイショ
ことり「さすがだね」
希「保健の先生居ないけど、使ってて良いみたいよ」
にこ「海未、絵里が起きるまで付き添って上げなさい」
海未「えええ?そんな///」
にこ「それ位良いじゃないの?」
にこ「任せたわよ?」
海未「……は、はい///」
バタン
海未「……仕方ないですよね」
海未「にこに任されたんです」
海未「し、失礼しまーす」
もぞもぞ
海未「うわー、恥ずかしいです///」
絵里「ん……」
海未「あ、目醒めました?」
絵里「えええっ?なんで海未が同じ布団に寝てるの?///」
海未「こ、これは違うんです///」
海未「絵里が練習中に倒れてしまって、それで保健室に運んだんです」
海未「そしたら、にこに絵里が起きるまで付き添って上げてって言われまして」
海未「それで一緒の布団で///」
絵里「……付き添いと添い寝を勘違いしてない?」
海未「あっ!!」
海未「ご、ごめんなさい。すぐどきます///」
絵里「…待って」
海未「何ですか?」
絵里「…あのね。夢に海未が出てきて」
海未「私がですか?」
絵里「夢の中で海未と……しちゃったのよ」
海未「何をです?」
絵里「……キスとか///」
海未「え?」
絵里「にこと希に相談したら、欲求が強くて夢に出てるんじゃないかって」
海未「……えーと、絵里は私としたいのですか?そういう事?」
絵里「夢にまで見るくらいだから、したい……」
絵里「あッ///」
言いかけた後に自分の発言の恥ずかしさに気づき口篭り俯く
海未の呼びかけに顔を上げると
すぐ眼の前には、海未の顔が唇があって……
チュッ
唇に柔らかい感触
すぐに事態を把握できなかった
海未が自分に何をしているのか
でも気付くのに時間はかからない
頬がすぐさま紅潮し、反射的に顔を離して口元を押さえる
絵里「海未?」
海未もまた、口元を抑えながら
海未「私は絵里が好きですから嬉しいですよ///」
絵里「……海未///」
また夢?
そうよね、海未がこんな事してくる訳ない
夢に決まってるわ
どうせ夢なら……
絵里「実はね。この前soldier game歌った時の海未が物凄く格好良くて」
絵里「私思わず見惚れちゃって、海未の事好きになっちゃったの」
海未「そ、そうですか?恥ずかしいです///」
絵里「エリチカにもっとキスして欲しい……」
絵里「んっ」
唇を突き出してキスをおねだり
海未「絵里って意外に甘えん坊さんなんですね///」
絵里「えへ///」
ちゅぅっ
……あれ?今まで見た夢じゃ、こんな感触なかった様な?
海未「どうしたんですか?」
絵里「ね、ねえ私のホッペタつねってくれない?」
海未「こうですか?」グニュー
絵里「いひゃい!」
絵里「……夢じゃない?///」
絵里「うわぁああああっ///」
海未「?」
不意に海未が体重をかけてきて、私は押し倒された
絵里「え?」
絵里「ちょっと待って///……」
海未「待ちません」
海未「絵里の肌、白くて綺麗です」
絵里「恥ずかしい///」
海未「大きい、絵里の胸」
絵里「やっ、そこっ、だめぇ…」
絵里「破廉恥///」
海未「破廉恥です」
こ、これじゃあの夢みたいじゃないの
まさか正夢だったなんて
おしまい
なんだって?
最後よく聞き取れなかった
可愛すぎるでしょ
おしまいとか嘘でしょ?
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