【ラブライブ！】絵里「UTXまで競走！負けた人ジューズ奢り～♪」
- 2020.04.03
- ＳＳ
希「負けへんよー！」ﾀﾞｯ
絵里「誰が走っていいなんて認めたのかしら……？『only my railgun』!!」ｯﾄﾞｫｵｵﾝ!!
花陽「ﾋﾟｬｱｱ!?」
穂乃果「危ないよ！？」
凛「死ぬところだったにゃああ！？」
ことり「れ、レールガン……？」
海未「アスファルトが……抉れている……」
にこ「あ、危ないじゃない！！１歩間違えてたら死んでいたわよ！？」
絵里「あなた達が走るからよ？私は常に勝者……ジュースを奢るのはあなた達。そんな事も分からないとはね！」
希「え、絵里ち！」
絵里「じゃあ私は先に行かせて貰うわね。希は特別に私に追いついてもいいけれど……」
海未「そうですか……では」
絵里「何？」
海未「あなたを倒してからUTXへ向かうとしましょうか……『Fantasic Funfair』!!」
海未「ここは幻想の遊園地……あなたを捕らえましたよ、絵里。UTXに向かいたければ私を倒してからにすることですね！」
絵里「どうしてもジュースを奢りたくないようね……ならば！『黄昏のスタアライト』!!」ｶｯ
海未「眩っ……！」
絵里「『black bullet』!!」ﾄﾞﾝｯ!!
海未「しまっ――」
ことり「海未ちゃん危ない！！『Breezin’』!!」
海未「助かりました……ことり……」
絵里「軌道を逸らしたっ！？それのどこがそよ風よ……」
穂乃果「海未ちゃん！ケガしてる！」
海未「掠っただけですよ」
穂乃果「ダメだよちゃんと治さないと……『想いよ届け』」
海未「傷が……治っていきます……！」
真姫「まったく……見てられないわ」
絵里「あら？あなたまで私に逆らうと言うの？」
真姫「勝手に勝負を仕掛けて、勝手に負けを押し付けて……ちょっと横暴過ぎない？」
絵里「それはあなた達がかしこくないからよ……『scorching heart』!!」
真姫「あっつ……でも遅い！『⇒ NEXT WORLD ⇒』」ｻｯ
絵里（速いっ！『future gazer』……!!）
真姫（反応が早い……未来視！？動きが読まれ――）
花陽「『胃が痛いんだなぁ。』……」
絵里（お腹がぁっ……こんな時にっ！！）
真姫「『伝説のFLARE』!!」ﾊﾞﾝｯ!
絵里「くっ……！」
海未「私も続きます！『ROLLER COASTER』で吹き飛ばします！！」
絵里「しまっ――」
希「絵里ち！！『Heart’s cry』!!」
絵里「……何も起こらないじゃない！？」
希「しまった……！１０月にならないとまだ使えへん！！」
絵里「ﾊﾗｯｼｮｵｵｵ!!」
凛「皆そのくらいにしておくにゃあ……『始まりたいカノン』ﾄﾞｶﾞﾝｯ!!
花陽「M1 203mmカノン砲！？凛ちゃん、そのカノンじゃないよ……？」
海未「『ROLLER COASTER』が薙ぎ払われた！？」
凛「ただのジュースで皆本気出し過ぎだにゃ」
にこ（技がないにこ……）
希「え、絵里ち……」
絵里「そうよね、希を置いておくなんて私が間違っていたわ」
希「絵里ち？」
絵里『硝子の花園』!!」
穂乃果「な、なにこれ！？お花！？み、皆どこー！？」
花陽「はわわ……１人になってしまいました……」
海未「これは……百合の花？百合の花で迷路を……？私の『Fantasic Funfair』にここまで干渉するとは……」
にこ「う、海未！」
海未「にこ！何とか合流できましたか……」
にこ「でもごめん海未……私、あんた達と違って変な技使えないの。この迷路から抜け出す力にはなれないわ……」
海未「何を言っているのですか。にこ１人では無理でも私達２人ならできます」
にこ「それってどういう……」
海未「私達『ふたりはトモダチ』です！」
にこ「っ！確かにあんたと居ると変な力が湧いてくるわね……今なら行ける！」
海未「では行きますよ！絵里にジュースなんて奢りる気は毛頭ありません！！『ムーンライト探偵S&N』!!」
希「どうしてこんなことするん……？皆にジュースなんか奢らせて……」
絵里「だって……ジュース奢るとか友達っぽいじゃない……」
希「でもこんなやり方、友達なくすで？」
絵里「不器用なのは分かってる」
海未「追い付きましたよ、絵里」
絵里「まさか！？あの迷路を……どうやって！？」
にこ「かなり初心者向けだったし」
海未「私たち燃えてこなかったです」
絵里「やるわね……でも他のメンバー達が来なければ私に敗北は――」
ことり「穂乃果ちゃん！次を左！その次は右！花陽ちゃんはそのまま真っ直ぐ！凛ちゃんは――」
絵里「ことり！？上空から指示を……」
海未「情報古いですね……ことりは７月から技が増えたのですよ。その１つ『like a bird』は飛行能力の付与……」
絵里「……やるじゃない」
穂乃果「ねぇ、もう止めよ？ジュース１本くらいならまた穂乃果が奢るから……」
絵里「それじゃ！それじゃ……ダメなのよ！」
希「絵里ち……」
海未「では力づくで制圧するしかありませんね……」
絵里「出来るかしら？あなた程度に――」
海未「……『Heart Collection』
絵里「っ！？」
海未「掴みました……あなたの心臓を。降伏しなさい。さもなければ」
絵里「手加減……していたと言うの？」
海未「本気を出すわけないじゃないですか」
絵里「そう……『sister’s noise』……」ﾎﾞｿｯ
亜里沙「海未さん危ない！！」
海未「っ！？」ﾊﾟｯ
絵里「『飛ぶサカナ』よ！！」ぺちぺち
海未「痛い！痛いです！それに空飛んでるクセに生臭いです！！……あれ、亜里沙さんの声が聞こえたのですが」
絵里「自分が幻術を使っているのに相手が使うとは考えないのね」
海未「げ、幻聴……」
絵里「そしてこれがっ！『lost dimension』」!!
ことり「な、何っ！？」
凛「遊園地が崩れていくにゃ！！」
真姫「次元ごと消去している……！？なんて技なの……！？」
絵里「これでやっとUTXに向かえるわね……」
ことり「させないよ……『ONE WAY』」
絵里「……これは？」
ことり「悪いけど、ここから先は一方通行だよ絵里ちゃん……。穂乃果ちゃんの財布はことりが守る！」
絵里「こちらこそ悪いわね、他人の決めたルールに従う義理はないわ……『believe in myself』」
凛「交通ルール守れにゃあ！！」
穂乃果「ありがとうことりちゃん……でも、自分の財布は自分で守るよ……『想像を超えた世界』」
絵里「な、なによこれ……力が使えない……！？」
絵里「何……？」
穂乃果「なら、想像を超えてしまえば何もできないよね」
絵里「そんな事が……出来るというの？」
穂乃果「だって絵里ちゃん、今力使えないじゃん」
絵里「……確かに使えないわ。でもね」
穂乃果「？」
絵里「勝利条件を忘れているようね。勝利条件はただ１つ……UTXに早く辿り着いた者が勝つ！一番近くに立っているのは私！！」
真姫「マズイわ！絵里ったら普通に走る気よ！！」
絵里「UTXまで競走！！」ﾀﾞｯ
海未「初動で遅れましたっ！追いつくのは――」
ことり「『いざゆけ! ペガサス号』！」
穂乃果「おぉ！自転車を召喚したよ！？」
凛「８台も出て来たにゃ！」
絵里「ちょっと！チャリンコ使うなんてセコイじゃない！！」
にこ「あんたが言う！？」
μ’s「「「っ！？」」」ﾋﾞｸｯ
英玲奈「アキバでライブすると言い始めたのは貴様等だろう！？何故来ない！？自分たちで決めた集合時間すら忘れたか！？」
真姫「……完全に忘れてたわね」
穂乃果「絵里ちゃんが変な事言い始めるからー！」
絵里「え、私のせい！？」
英玲奈「だいたい何だ！？様子を見てきたら能力バトルなんぞ始めおって……」
真姫「べ、別にいいじゃない！」
穂乃果「真姫ちゃん、上級生だよ」
英玲奈「時間ちょっと過ぎているぞ！さっさとしろ！？」
海未「一時休戦、ですかね」
絵里「何を言っているのよ。勝利条件を思い出しなさい」
希「負けた人ジュース奢り……？」
絵里「目の前に敵が現れたじゃない」
凛「さすが絵里ちゃん賢いにゃ」
花陽「このまま９人で逃げ切ればμ’sはA-RISEをまた倒したことになりますよ！」
ことり「……『いざゆけ! ペガサス号』。絵里ちゃんも乗って」
絵里「ありがと、ことり」
にこ「じゃ、あたし達急ぐから！」
英玲奈「わ、私の分のチャリンコは……？」
絵里「じゃあ英玲奈さんも含めてUTXまで競走！負けた人ジュース奢り～♪」ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝ
英玲奈「……」
英玲奈「おい！？」
終わり
みんなはりっぴーアルバムの中なら何が好き？
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